“飛び蹴り”で退場のベトナム トルシエ監督は判定に不満「意図的ではなかった」「分岐点になった」
サッカーのアジアカップは24日、グループリーグD組の第3戦が行われ、日本代表は3-1でインドネシアに勝利。グループ2位で決勝トーナメント(T)進出を決めた。その裏で行われた同組のイラク―ベトナム戦では、前半アディショナルタイム(AT)にベトナム選手が危険な“飛び蹴り”によって2枚目の警告を受けて退場処分。フィリップ・トルシエ監督は「意図的なものではなかった。私たちはそれを受け入れるしかなかった」などと語った。地元メディアが報じている。
アジアカップD組第3戦
サッカーのアジアカップは24日、グループリーグD組の第3戦が行われ、日本代表は3-1でインドネシアに勝利。グループ2位で決勝トーナメント(T)進出を決めた。その裏で行われた同組のイラク―ベトナム戦では、前半アディショナルタイム(AT)にベトナム選手が危険な“飛び蹴り”によって2枚目の警告を受けて退場処分。フィリップ・トルシエ監督は「意図的なものではなかった。私たちはそれを受け入れるしかなかった」などと語った。地元メディアが報じている。
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あわや惨事の場面だった。ベトナムがFKから見事な形で1点を先取して迎えた前半AT。競り合いの場面で跳びあがったクァット・バン・カンの膝が、相手の背中付近に。“飛び蹴り”するような形で乗りかかってしまった。主審はクァット・バン・カンに2枚目のイエローカードを提示。痛恨の退場処分となった。さらにこの判定に猛抗議したグエン・タイ・ソンにもイエローが提示された。
このシーンについて、ベトナムメディア「Vnエクスプレス」国際版は「トルシエ監督はイラクに敗れたものの、ベトナムのパフォーマンスに満足している」との見出しで、記事を掲載。本文では「トルシエ監督は、カンに2枚目のイエローカードを与えた審判の判定に満足していなかった」と記し、こう続けている。
「『両選手がジャンプして接触したんだ。カンはボールに向かって行こうとしただけで、ファウルは意図的なものではなかった。だが審判は(イエローカードの)判定を下し、私たちはそれを受け入れるしかなかった。少ない人数で私たちのプレースタイルを展開するのは非常に難しかった。おそらくバン・カンのレッドカードがターニングポイントだったんだろう』と監督は語った」
1人少ない状況となったベトナムは後半に逆転を許したものの、後半ATにクアン・ハイが左足で得点して同点。引き分けかと思われたが、10分と長いATの最終盤にイラクにPKを決められ、2-3で接戦を落とした。無念の3連敗となり、グループリーグ最下位で敗退が決定。日本を初戦で苦しめたものの、大会を去ることにあった。
(THE ANSWER編集部)