アジアカップ・グループリーグ第3戦

　サッカーのアジアカップは24日、グループリーグD組の第3戦が行われ、日本代表は3-1でインドネシアに勝利。グループ2位で決勝トーナメント（T）進出を決めた。その裏で行われた同組のイラク―ベトナム戦では、前半アディショナルタイム（AT）にベトナム選手が危険な“飛び蹴り”によって2枚目の警告を受け退場に。海外実況席も「激しい衝突だ」「軽率で無謀」などと驚きの声を上げた。

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　あわや惨事の場面だった。ベトナムがFKから見事な形で1点を先取して迎えた前半AT。競り合いの場面で跳びあがったクァット・バン・カンの膝が、相手の背中付近に。“飛び蹴り”するような形で乗りかかってしまった。主審はクァット・バン・カンに2枚目のイエローカードを提示。痛恨の退場処分となった。さらにこの判定に猛抗議したグエン・タイ・ソンにもイエローが提示された。

　国際映像の英語実況席も「激しい衝突だ」と驚きの声を上げた。リプレー映像を確認している際には「これに関してはあまり議論の余地はないと思います」「軽率で無謀と言ってもいいかもしれません」と明らかなファウルであったことを指摘した。

　1人少ない状況となったベトナムは後半、イラクに逆転を許すが後半ATにクアン・ハイが左足で得点。このまま同点で終わるかと思われたが、10分と長いATの最終盤にイラクがPKを獲得。これが決まり、ベトナムは2-3で接戦を落とした。無念の3連敗でグループリーグ最下位となり敗退。D組は全ての試合が終了し、首位は3戦全勝のイラク。日本は2勝1敗の2位で決勝T進出となった。