アジアカップ

　日本代表も出場するサッカー・アジアカップ（杯）で200万人以上のファンの旅行体験を支える日本の製品が脚光を浴びている。2022年カタールワールドカップ（W杯）でも称賛された地下鉄。豪華な車内を映した動画が話題となったが、大会公式も「最も便利な交通手段だ」と注目している。

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　綺麗に装飾された内装。横座りや対面式の椅子が設置され、乗客が座っている。カタール地元メディア「ザ・ペニンシュラ・カタール」は「アジア杯期間中に210万人以上がメトロとトラムを利用」との見出しで記事を公開。カタール鉄道会社「カタール・レール」は、12日の開幕から21日のグループリーグ第2戦終了までにドーハ・メトロを208万6162人、ルサイル・トラムを7万8049人が利用したことを発表したと伝えた。

　大会公式ツイッターでは、文面に「メトロは試合を観に行くのに最も便利な交通手段だ」と記して動画を公開。マイクを持ったホストの男性が駅の周りに設置された駐車場でファンにインタビュ―。「メトロの方が楽なんだ」と駐車して地下鉄で試合観戦に向かうファンもいた。大会中、試合のチケットを持ったファンが無料でメトロを利用できることも説明。ホストの男性は「最も簡単な交通手段だと証明するよ」と語って地下鉄に乗り、降りるとスタジアムは目の前だった。

　カタールW杯でも海外メディアから「近畿車輌などから供給され、日本の効率性を保証するものだ」と日本の技術力が称えられていたドーハ・メトロの車両。スタジアムへのアクセスの良さも相まって、多くのファンに利用されているようだ。