中国はアジアカップで2分も…いまだ得点なし

　日本代表も参加しているサッカーのアジアカップで、中国代表はまだ得点がない。13日に行われたタジキスタンとの初戦が0-0のドロー、17日のレバノンとの第2節も0-0だった。グループAでは連勝している開催国のカタールに次いで2位につけるものの、決勝トーナメント進出には開催国カタールという大きな壁が立ちふさがる。苦しい状況に追い込まれた中国の状況を、韓国メディアが「歴史に残る屈辱を味わう」という厳しい言葉で伝えている。

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　専門メディア「インターフットボール」が「無得点2分けの中国、カタールを捉えられなければ歴史に残る屈辱を味わう」という記事で伝えたもの。記事は「中国の15億の人口は、自分たちの代表チームの試合を見て心が折れている。カタールに負けると、最悪の屈辱を経験することになる」とした。

　中国は22日のグループリーグ最終戦で、すでに決勝トーナメント進出を決めているカタールと対戦する。この大会での中国の位置づけについて記事は「韓国や日本とは違い、中国への期待感は低かった。最近中国が見せた試合内容と結果を考えると当然のことだった」とする一方で「ブラジル選手の帰化政策も結果を出せず、中国が誇るウー・レイは存在感がない」として、スペインのラ・リーガでプレーしたこともあるエースの不振が原因だと指摘している。

　何よりも問題なのが、いまだチームとして無得点であること。「カタールに敗れ、レバノンとタジキスタンの結果によってグループ3位となれば、各組3位と得失点の比較で決勝トーナメントに失敗する可能性もある状況だ」とし、これを「最悪の屈辱状況」と位置付ける。

　そして、対戦するカタールは「決勝トーナメント進出を確定したとはいえ、優勝候補の中でも最も調子がいい」と紹介。中国代表のアレクサンドル・ヤンコビッチ監督は「グループリーグ最後の試合を控えているが、私たちの運命を私たちで決められるのは特権だ」と話し、あくまでカタールに勝っての決勝トーナメント行きを目指しているという。