サッカー・アジアカップ

　カタールで行われているサッカーのアジアカップでは、優勝候補と見られていた日本代表と韓国代表が苦戦を強いられている。日本が19日にイラクに1-2で敗れたのに続き、韓国は翌20日にヨルダンと2-2で引き分け。両国がグループ首位で決勝で激突するという事前予測は既に崩れている。そうなれば決勝トーナメントでの対戦順が運命を分ける。韓国はベスト16で日本やサウジアラビアと当たる可能性があり、韓国メディアはこれをどちらに進んでも難しい「進退両難」だとしている。

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　韓国紙「スポーツ東亜」が「ヨルダンショックの韓国、ベスト16で当たるのは日本？　サウジ？　進退両難」という原稿で伝えた。

　韓国はグループEで現在2位。25日に行われるマレーシア戦と、ヨルダン-バーレーン戦の結果で1位か2位が決まる。順位によって決勝トーナメントの組み合わせが決まるが、同紙は「1位を占めれば日本、2位となればサウジアラビアかタイだ」と決勝トーナメント初戦のカードを呼んでいる。

　記事が危惧しているのは、大会開幕前には決勝で当たるという予想が圧倒的だった日韓がここで早くもつぶし合ってしまうことだ。「E組1位はD組2位と16強戦を行う。問題はD組2位が日本である可能性が非常に高いこと」「日本は強力な優勝候補と評価されていたが、イラクに敗れ2位の可能性が非常に高まった。韓国がE組1位ならベスト16で日韓が当たる」と伝えている。

　そして「最も負担の多い日本戦を避けても、いいことはない。韓国がE組2位でベスト16へ進出する場合、中東の強豪サウジアラビアと当たる可能性が非常に高い」として、グループFで2連勝している、世界ランキング56位のサウジアラビアとの対戦も楽観できるものではないとした。

　そんな心配も、韓国代表のプレーが精彩を欠いているため。記事は「ヨルダンとの試合で無気力な姿を見せた韓国が、どのチームとベスト16で対戦するか注目されている」と厳しい言葉で締められている。