アジア杯

　日本代表も出場するサッカー・アジアカップ（杯）のグループステージ第2節が20日、カタールで行われ、E組の韓国はヨルダンと対戦した。グループ首位同士の一戦。前半3分にエースのソン・フンミンが倒されてVAR判定の末にPKを獲得し、先制点を決めた。しかし、前半アディショナルタイム（AT）に逆転弾を許す劣勢展開。元日本代表の本田圭佑は「ヨルダンはイラクより強い」と指摘した。

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　前半3分、パスを繋いだ韓国は中央突破。最後はソン・フンミンがエリア内に侵入したが、相手のエサン・ハダッドに倒された。際どいシーンでVAR判定に。結果的にPKとなり、ソン・フンミンは落ち着いて中央に決めた。直後には背番号1のユニホームを客席に向かって掲げるパフォーマンス。18日の練習中の負傷で離脱したGKキム・スンギュのものだった。

　同37分に追いつかれた韓国は前半AT、ヨルダンのムサ・アル・ターマリのシュートが韓国選手に当たり、跳ね返ったところからヤザン・アル・ナイマトのミドルシュートで勝ち越した。本田はXを試合中に更新。「ヨルダンはイラクより強いね。韓国負けてる」と称賛まじりにつづった。

　第1、2回大会を制した韓国は1960年以来64年ぶりの優勝がかかる。一方、森保一監督率いるD組の日本は19日にイラクに敗れ、1勝1敗で首位通過が消滅。2位通過ならE組首位と決勝トーナメント（T）1回戦でぶつかるため、日韓対決になるか注目されていた。25日のグループ最終戦では、韓国がマレーシアと、ヨルダンがバーレーンと対戦する。