ベトナム戦、日本を相手に得点した19歳MFグエン・ディン・バク

　サッカー日本代表は、カタールで開催されているアジアカップ（杯）に参戦中。グループリーグ初戦はベトナムに4-2で勝利した。一時は1-2と逆転される展開で、フィリップ・トルシエ監督が率いるベトナムの健闘も光った。得点を決めた19歳MFグエン・ディン・バクは、驚きを呼んだヘディングシュートを「沢山練習していた」と明かしている。

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　日本が勝利したものの、一時逆転を許したベトナム戦。衝撃を与えたのは日本が1点リードで迎えた前半16分のプレーだ。ベトナムの左CKから、ニアサイドにいた19歳MFグエン・ディン・バクがバックヘッド。GK鈴木彩艶の頭上を越え、ゴール右隅へと吸い込まれていった。まさかの同点ゴール。試合の流れを大きく変え、その後はベトナムが一時逆転とした。

　日本サッカー協会は試合後の選手のコメントを公式サイトで紹介。途中出場した久保建英も「今日の試合はトルシエ監督に僕らがやろうとすることをやられてしまいました」「彼らに意気込みを見せられて戦術もいいものもありました。ベンチで見ていて圧倒されました」と語るなど、日本代表にも衝撃を与えたプレーだった。ベトナムメディア「Vnエクスプレス」国際版は「ベトナムのフォワードは日本戦での衝撃的なヘディングゴールを『たくさん練習した』と語る」と報じ、これが狙い通りのゴールだったとしている。

　記事ではグエン・ディン・バクのコメントも伝えられており「日本戦で得点出来てとても嬉しい。次戦でも必死にプレーするための素晴らしいモチベーションになる。同点にしたヘディングゴールは、事前にたくさん練習していた。ゴールは素晴らしいチームワークと練習の賜物だ」と偶然ではなく狙い通りだったと語っている。

　指揮官に見いだされているグエン・ディン・バクは「トルシエ監督が我々に自信を与えてくれたので全力を出すことができ、観客に良い試合を見せられた」と好ゲームに納得していたという。日本代表は今日19日、イラクとのグループリーグ第2戦を迎える。