主力離脱、メディア取材禁止…サウジの世界的名将への渦巻く不満に英紙「非難はしばらく続くかも」
カタールで行われているサッカー・アジアカップ(杯)で、優勝3回のF組サウジアラビアは16日に行われたグループリーグ初戦でオマーンに2-1で勝ち、白星発進した。インテルやイタリア代表でも指揮経験があるロベルト・マンチーニ監督にとって大会初勝利となったが、取り巻く環境は芳しくないようだ。英紙はマンチーニ監督のメンバー選考や、大会前の“秘密主義”が自国メディアから反発にあっていることを指摘、「非難はしばらく続くかもしれない」と騒動の長期化を懸念している。
大会直前に発覚した“内紛”
カタールで行われているサッカー・アジアカップ(杯)で、優勝3回のF組サウジアラビアは16日に行われたグループリーグ初戦でオマーンに2-1で勝ち、白星発進した。インテルやイタリア代表でも指揮経験があるロベルト・マンチーニ監督にとって大会初勝利となったが、取り巻く環境は芳しくないようだ。英紙はマンチーニ監督のメンバー選考や、大会前の“秘密主義”が自国メディアから反発にあっていることを指摘、「非難はしばらく続くかもしれない」と騒動の長期化を懸念している。
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薄氷の勝利となったオマーン戦。1-1で終わると思われた後半アディショナルタイムに挙げた決勝点が一度はオフサイド判定されながら、VARの介入でゴールが認められるというドタバタの末に勝ち点3を手にした。マンチーニ監督にとって最初の関門を突破した形だが、この1勝で安泰とはいかない空気が充満している。
英紙「ガーディアン」は「マンチーニは、フィールド外での問題で、サウジアラビアのアジアカップのチャンスが妨げられたことで注目されている」との見出しで記事を掲載。「オマーン戦で開幕勝利を収めたにもかかわらず、監督によるシニア選手たちの除外と地元メディアの取材禁止が議論を呼んでいる」とチームを取り巻く環境について記した。
本文では「ロベルト・マンチーニ監督は、シニア選手3人をチームから除外し、彼らが代表チームでプレーする時期を選んでいることを非難した」とそれまでの主力選手が大会直前にチームを離れたことを紹介。しかし「この3人はイタリア人の主張を強く否定した。火曜日に行われたアジアカップ・オマーン戦でのアリ・アルブライヒの96分決勝ゴールが状況を沈める手助けにはなったかもしれないが、非難はしばらく続くかもしれない」と“内紛”が収まっていないことを伝えている。
同紙は「除外の原因が負傷によるものではないことは明らかであったが、真の理由は依然として多くの議論の問題であった」と記し、他にも問題があることを指摘。「月曜日、サウジアラビアのジャーナリストたちはマンチーニに必死になって質問したが、マンチーニは8月に到着して以来、あまり報道陣に応えておらず、レバノン、パレスチナ、そして香港とのウォーミングアップ試合へのメディアの参加さえも禁止していた」と大会前に行われた強化試合がメディアを排除して行われたことの影響にも触れている。
(THE ANSWER編集部)