レバノンと0-0で引き分け

　日本代表も出場しているサッカーのアジアカップ（杯）カタール大会は17日、1次リーグ第2戦で世界ランク79位の中国は同107位レバノンと0-0で引き分けた。タジキスタン戦に続き、世界ランク下位と2戦連続スコアレスドローに終わり、地元・中国のメディアやファンから失望の声が上がった。

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　中国メディア「澎湃新聞」は「グループ突破が危機！　中国0-0レバノン。相手が2回、中国チームのクロスバーにシュートを当てる」と題して記事を掲載。「これは、必ず勝たなければならない試合だった。そして、これは、中国サッカーが最もよく知っている“生死を分ける戦い”だった」と決勝トーナメント進出へ重要な試合だったと訴えたが、試合は2戦連続スコアレスドローに。

　最終戦は前回王者の地元カタール。「この時点で中国が得た勝ち点はわずか2。次の試合は主催国であり、グループで最も強いカタールチームで、中国の次のステージへの進出はいよいよ危なくなった」と悲観的な論調だった。試合結果を伝えた中国メディア「ジーボーバ」の記事には、中国サッカーファンからさまざまな声が寄せられたが、やはり内容は失望の声が多数を占めた。

「もう何も言うまい。中国チームが大切にすることは一つ。『和を以て貴しとなす』だ」「この中国代表は本当に『一盤散沙（団結力がなく、砂のようにばらばら）』だ。チームとしての魂がない」「ははは。やっているのはサッカーか？」という嘆きから「まったくがっかりだ。俺が買ったのは『中国チームの負け』だったのに、なんと引き分けるとは」「1ゴールも食らわなかった。これはいいニュースだ」という皮肉まで、一様に落胆した様子だった。