アジアカップ

　サッカー・アジアカップ（杯）のグループステージが15日、カタールで行われ、グループEの韓国はバーレーンに3-1で白星発進した。64年ぶり3度目の優勝に向けて快勝。しかし、互いのラフプレーが飛び交い、5枚のイエローカードをもらった韓国のユルゲン・クリンスマン監督は不満を示し、韓国ファンからも「お願いだから次戦は公平な審判で！」などとネット上で願いの声が上がった。

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　韓国は前半38分、ファン・インボムが先制ゴール。後半6分に同点弾を許したが、同11分にパリ・サンジェルマンでプレーするイ・ガンインがエリア手前中央から左足を一閃。左ポストに当たる芸術弾で2-1とした。同24分にもゴール前で巧みなシュートフェイントを入れ、相手を引きはがしてから左足で2点目。カタールに駆け付けた母国のファンを沸かせた。

　この試合は90分で韓国5枚（ファウル数17回）、バーレーン2枚（ファウル数8回）のイエローが飛び出す荒れた展開に。パク・ヨンウの膝が相手の顔付近に入ったほか、キム・ミンジェの後ろからのタックルもあった。同国のサッカー専門メディア「FOOTBALLIST」によると、試合後の記者会見でクリンスマン監督はバーレーンの戦いぶりを称賛しつつも「今日の試合の流れはこれまでの試合とは違った。中国の主審からイエローカードが乱発されたため、多くのことを考えなければならなかった。後半のフィジカル戦でもカードが出かねないという懸念があった」と不満を示していた。

　X上では韓国ファンが試合中から「相手のファウルは見ないくせに韓国だけ？」「イ・ガンインだって倒されてた！」「韓国にだけイエローカード出すぎ！」などと反応。さらに「お願いだから次戦は公平な審判で！」と願う声が上がった。

　ソン・フンミン、イ・ガンインら欧州でプレーする実力者が集まり、64年ぶり3度目の優勝に向けて期待がかかる。「イ・ガンインは韓国サッカーの未来」「イ・ガンインのマルチゴール最高！」「イ・ガンインと同じ時代に生まれてよかった」「中距離からの逆転ゴール超かっこよかった！」「ソン・フンミンがキャプテンの韓国代表はやっぱり心強い！」などと難しい初戦をものにして喜びの声をあげるファンも多数いた。