パッキャオは「偉大なファイター」 完敗王者も賛辞「素晴らしいレジェンドに敗れた」
ボクシングのWBA世界ウェルター級タイトルマッチ12回戦(クアラルンプール)は15日、39歳の英雄マニー・パッキャオ(フィリピン)が王者ルーカス・マティセ(アルゼンチン)を7回TKOで破り、王座を獲得した。9年ぶりのKO勝ちを飾った瞬間を米メディアは動画付きで公開し、米メディアの絶賛を呼んでいたが、敗れたマティセは「素晴らしいレジェンドに敗れた」と敬意を払い、賛辞を送っている。
敗れた王者マティセも脱帽「彼は偉大なチャンピオンだ」
ボクシングのWBA世界ウェルター級タイトルマッチ12回戦(クアラルンプール)は15日、39歳の英雄マニー・パッキャオ(フィリピン)が王者ルーカス・マティセ(アルゼンチン)を7回TKOで破り、王座を獲得した。9年ぶりのKO勝ちを飾った瞬間を米メディアは動画付きで公開し、米メディアの絶賛を呼んでいたが、敗れたマティセは「素晴らしいレジェンドに敗れた」と敬意を払い、賛辞を送っている。
王者マティセが英雄パッキャオの前に崩れ落ちた。7回、残りおよそ20秒だった。ワンツーで強烈な左アッパーをガードの上から叩き込まれた。その瞬間、膝から崩れ落ちた。この試合、すでに2度のダウンを喫していたアルゼンチンファイターは戦意喪失。うつむいたまま、立ち上がることができない。様子を確認したレフェリーが試合を止め、TKOとなった。
呆然自失のマティセをよそに熱狂に沸く会場。歓喜のパッキャオはコーナーロープに上り、両腕を天に突き上げ、完勝を誇示した。感情を抑えることができず、リングに降りると跪いて頭をコーナーにつけ、勝利に浸っていた。その模様を米スポーツ専門局「ESPN」の番組「スポーツセンター」がツイッターに動画付きで紹介。ファンに興奮を呼んでいた。