井上尚弥のライバルは誰!? 英誌が残るWBSS3試合を徹底分析「接戦必至の状況だ」
注目ドネアの復帰戦も展望、バーネットが有利!?
そして、こちらも注目の一戦、現地時間11月3日に英グラスゴーで行われるWBAスーパー王者のライアン・バーネット(英国)と5階級王者ノニト・ドネア(フィリピン)のマッチアップだ。
「118ポンド(約53.5キロ)には3人の世界チャンピオン、タイトル経験者、アマチュアのエリートが名を連ねるが、1番のビッグネームはノニト・ドネアだろう。ドネアは軽量級のレジェンドであり、これまでに5階級制覇を成し遂げている」
今大会で最大の大物ともいえるドネアが、7年ぶりとなるバンタム級でどのような試合を見せるのか。記事ではこう予想している。
「彼の直近の一戦は、バーネットと同じ北アイルランド出身のカール・フランプトン戦で、体力消耗に苦しめながらも魂のこもったファイトを見せた。バーネットはこの一戦を見ていたはずだが、まさか自分が次の対戦相手になるとは全く予想していなかっただろう」としてフランプトンが判定勝ちした一戦を振り返りつつ、試合のポイントには、こう言及している。
「カギを握るのはウエイトだろう。ドネアは2011年を最後に118ポンドでボクシングをしておらず、35歳で階級を落とす異例の選択をしている。バンタム級におけるドネアはモンスター・パンチの持ち主であり、126ポンド(2階級上の約57.2キロ)のウエイトでフランプトンを苦しめた。ドネアがその時のパワーを維持しているのであれば、相手を追いつめることができるだろうが、バーネットが12ラウンドまでもつれ込んだ末にタイトル防衛に成功するだろう」
寸評では、ドネアの実績とパワーを認めつつも、バーネットがフルラウンドの判定の末にポイント差で勝つとみている。
井上が優勝候補大本命のWBSS。ライバルたちがどんなパフォーマンスを見せるのか。見逃せない試合が続く。
(THE ANSWER編集部)