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女性アスリートにとって生理の大切さ 「敏感すぎ」と言う女性指導者も気づいてほしい

「月経見直しチェックリスト」を掲載

 今回は本文の最後に、女性アスリートの皆さんにチェックしてほしい項目のリストを載せました。

 生理と向き合うとき、生理期間が長すぎたり短すぎたりしないか? 経血の量は多かったり少なかったりしないか? など、まずは生理に異常がないかどうかに目を向ける必要があります。思春期の場合、ホルモン分泌が不安定だったり、子宮や卵巣の機能も未成熟だったりで、正常な生理に当てはまらない場合も多いのですが、チェックリストの項目に一つでも当てはまったら、ご両親や保健室の先生、担任の先生、部活動の先生やコーチなど、相談しやすい大人に話してみてください。できれば一番の専門家である婦人科医に、相談できると安心です。

 生理は女性にとって、人生の多くの時間をともにする存在です。例えば、初経(初めての生理)を12歳で迎え、50歳で閉経するとすれば、生理があるのは38年間。実に12回×38年=456回もの生理を迎えます。こんなにも多くの時間を、ただ痛みに耐え、不快な気持ちでやり過ごすのはもったいないですよね。

 痛みや不安があったら見て見ないふりをするのではなく、しっかり向き合う。その大切さに、女性アスリートだけでなく指導者の方にも気づいてほしい、と強く思っています。

【月経見直しチェック】

 一つでも当てはまる項目がある人は、身近な大人やかかりつけ医、専門の婦人科医に相談を!

□月経痛で寝込んでしまう、練習や学校を休むことがある
□月経痛で痛み止めを飲んでも効かない、痛み止めを使う量が増えている
□年齢が進むにつれて、月経痛がひどくなっている
□経血量が多い(血のかたまりが出るなど)
□月経前にイライラや気分の落ち込み、憂うつになる
□月経前にむくみや体重増加などコンディションに影響が出る症状がある
□重要な試合に合わせて月経がずらせるか相談したい
□15歳になっても月経がきていない
□月経周期が不規則である
□3か月以上、月経が止まっている
(東京大学医学部付属病院、Health Management for Female Athletes Ver.3より引用)

(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)

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須永 美歌子

日本体育大学教授、博士(医学)。日本オリンピック委員会強化スタッフ(医・科学スタッフ)、日本陸上競技連盟科学委員、日本体力医学会理事。運動時生理反応の男女差や月経周期の影響を考慮し、女性のための効率的なコンディショニング法やトレーニングプログラムの開発を目指し研究に取り組む。大学・大学院で教鞭を執るほか、専門の運動生理学、トレーニング科学の見地から、女性トップアスリートやコーチを指導。著書に『女性アスリートの教科書』(主婦の友社)、『1から学ぶスポーツ生理学』(ナップ)

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)、『つけたいところに最速で筋肉をつける技術』(岡田隆著、以上サンマーク出版)、『走りがグンと軽くなる 金哲彦のランニング・メソッド完全版』(金哲彦著、高橋書店)など。

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