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アイシングで怪我が悪化? 広島トレーナーが指摘する「盲点」と「適切な処置方法」

広島東洋カープの石井雅也ヘッドトレーナー【写真:荒川祐史】
広島東洋カープの石井雅也ヘッドトレーナー【写真:荒川祐史】

アイシングにより傷病を悪化させてしまうケースとは?

 近年、話題になることとして、アイシングにより“本来の痛み”を感じにくくなり、かえって傷病を悪化させてしまうケースがあることです。

 前提として、怪我の直後などにアイシングをすることは有効な手段だと考えられます。しかし、慢性的に痛みのある部位に対して継続的にアイシングを行うことは、体から出ている“SOS”のサインを見逃してしまうリスクが潜んでいる恐れがあります。

 特に成長期の段階にある選手の骨端軟骨などは、とても柔らかい状態にあります。つまり骨が成長するには、骨の末端が柔らかくなっていることが必要になるのです。

 また筋肉や靭帯が付着している部分も柔らかい状態で、例えるなら庭に生えている草を引っ張ると地面ごと浮き上がってきます。それと似たような状況が成長期の選手の体には発生しやすい状態であることをイメージしてもらうと分かりやすいでしょう。

 個人差はありますが、男性だと20歳くらいからその部分がしっかりと固まってきて、25歳くらいで安定してくるようです。同時に骨の成長は止まりますが、成長期に起きていた、骨が柔らかいことが原因となるような怪我は急激に減少していきます。そういった選手の成長度合いはレントゲン画像などで容易に確認できるので、専門医に相談するのも良い選択肢です。

 結論として、慢性的な痛みがある場合には専門医による定期検診の必要があるということです。選手自身の感覚だけで判断すると、怪我の進行を見逃してしまうことがあります。傷病予防の意味でも、定期的な検診をお勧めします。

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石井雅也

1965年9月3日、広島県生まれ。株式会社広島東洋カープトレーナー部長、ヘッドトレーナー、日本プロ野球トレーナー協会会長。広島東洋カープ、エグザス治療院、JTサンダース、ピープル(現コナミスポーツ)競泳選手パーソナルトレーナー等を経て現在は広島東洋カープトレーナー部長。選手たちの体を支え、2016年からのリーグ3連覇に大きく貢献する。

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