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アスリートと「目」― スマホの見過ぎで落ちたパフォーマンスを改善する2つの方法

スマホの見過ぎによる姿勢の悪化が肩関節の傷害リスクに

 今回はそれ以外の2つの大切な要素について紹介します。長時間スマホの画面を見ていると、目は内側(寄り目)に向いています。そのときに目を内側に動かす筋肉は、内側に3本あります。近くを長時間見続けることで、焦点を合わせる機能はもちろんですが、内側の筋肉が緊張した状態が続いていることが大きな意味を持ちます。

 これが意味するのは、1つは特に球技スポーツなど目を動かすことが多い競技では、目を内側に支持する筋疲労があるために、焦点が合わせにくいとか、ものが見えにくい、認識・反応速度が遅れるなどの影響が出て、パフォーマンスが低下してしまいます。目薬などで改善されるかもしれませんが、根本的な問題は眼球を動かす筋肉の筋疲労が原因です。

 もう一つは目の問題とは異なりますが、姿勢の問題です。スマホを手に持った姿勢は少し前屈みになります。これは肩甲骨の位置が前に傾いた状態または猫背の状態です。これが意味することは、競技の際に体幹の動作に大きな運動ロスを生じてしまいます。また野球などの投球動作を伴う競技には、胸が開かないで肩甲骨が前に傾いてしまうと、肩関節の傷害リスクが大きく上がってしまいます。良い肩関節のエクササイズを行っても、このポジションであることはパフォーマンスの低下や傷害リスクを高めてしまいます。

 このように、長時間のスマホは目の問題はもちろんですが、姿勢の問題によるパフォーマンスの低下や傷害リスクを高めてしまうことをご理解頂ければと思います。

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石井雅也

1965年9月3日、広島県生まれ。株式会社広島東洋カープトレーナー部長、ヘッドトレーナー、日本プロ野球トレーナー協会会長。広島東洋カープ、エグザス治療院、JTサンダース、ピープル(現コナミスポーツ)競泳選手パーソナルトレーナー等を経て現在は広島東洋カープトレーナー部長。選手たちの体を支え、2016年からのリーグ3連覇に大きく貢献する。

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