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食事よりプロテイン優先で大丈夫? 食欲減退で「筋トレの良さ」を減らすリスク

プロテインも割り水を減らすだけでも満腹感は和らぐ

 私はプロテインをもちろん信じていますが、常に大量に必要とは思っていません。もしプロテインの摂りすぎが食欲も美味しさも落としてしまっているのなら、プロテインを少し減らしてみてはどうでしょう? 「食事がおいしい」という状況に戻した方が、筋トレの効果を上げる意味でも、人生の楽しみという面でも良いという考え方です。

 タンパク質は肉や魚、大豆製品から摂る事ができます。食品から摂れば他の栄養も一緒に摂れます。また、消化吸収のメカニズムから考えても、固形の食品を噛んで食べるという自然のプロセスを利用した方がいい。プロテインは食事では摂りきれない分を最低限補うためのもの、と捉える方が、最終的には筋肉を鍛えて大きくするために効果的だと考えます。

 そもそも、体が欲しているものはうまい。それが生き物の理でしょう。体にとって必要な食事を「うまくない」「欲しくない」となったら、筋肥大以前に生き物としてヤバイじゃないですか。ですから、今はトレーニング後の飯がうまいかどうかを、プロテインを摂る際の量や頻度を決める重要な尺度にしています。1回のプロテイン量を10g増やして飯が不味くなるなら、10g少なくても、「飯がうまい!」と感じる方を選ぶ。場合によっては、プロテインを飲まない日もあります。

 今、トレーニングの結果が出ているだけに、プロテインの摂取量を急に下げるのは不安だと思います。ですから、まずは食欲に影響を及ぼさない飲み方を考えてください。例えば、今よりも割り水を減らすだけでも、満腹感は和らぎます。

 考え方は人それぞれですが、私は、食事は人生の大きな楽しみだと思います。そして、やはり“ハンガー・イズ・ザ・ベストソース”です。筋トレが終わった後は美味しいご飯を食べて、「あー、頑張って良かった」と終わりたい。金をかけなくても、メシはうまい!

(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)

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岡田 隆

1980年、愛知県生まれ。日体大准教授、柔道全日本男子チーム体力強化部門長、理学療法士。16年リオデジャネイロ五輪では、柔道7階級のメダル制覇に貢献。大学で教鞭を執りつつ、骨格筋評論家として「バズーカ岡田」の異名でテレビ、雑誌などメディアでも活躍。トレーニング科学からボディメーク、健康、ダイエットなど幅広いテーマで情報を発信する。また、現役ボディビルダーでもあり、2016年に日本社会人ボディビル選手権大会で優勝。「つけたいところに最速で筋肉をつける技術」「HIIT 体脂肪が落ちる最強トレーニング」(ともにサンマーク出版)他、著書多数。バズーカ岡田公式サイトhttps://bazooka-okada.jp/

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビューや健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌などで編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(共に中野ジェームズ修一著、サンマーク出版)、『つけたいところに最速で筋肉をつける技術』(岡田隆著、サンマーク出版)、『カチコチ体が10秒でみるみるやわらかくなるストレッチ』(永井峻著、高橋書店)など。

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