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ダイエットに「絶対食べてはいけない物」はあるか “3日スパン”で考える食事の鉄則

「THE ANSWER」の連載「骨格筋評論家・バズーカ岡田の『最強の筋肉ゼミ』」。現役ボディビルダーであり、「バズーカ岡田」の異名でメディアでも活躍する岡田隆氏(日体大准教授)が日本の男女の“ボディメイクの悩み”に熱くお応えする。22限目のお題は「ダイエットにおける食事法」について。

「絶対食べたらいけない物」はない、摂取&消費カロリーのバランスが大切
「絶対食べたらいけない物」はない、摂取&消費カロリーのバランスが大切

連載「骨格筋評論家・バズーカ岡田の『最強の筋肉ゼミ』22限目」

「THE ANSWER」の連載「骨格筋評論家・バズーカ岡田の『最強の筋肉ゼミ』」。現役ボディビルダーであり、「バズーカ岡田」の異名でメディアでも活躍する岡田隆氏(日体大准教授)が日本の男女の“ボディメイクの悩み”に熱くお応えする。22限目のお題は「ダイエットにおける食事法」について。

 ◇ ◇ ◇

 Q.ダイエットを始めたいです。バズーカさんが考える、絶対に食べてはいけないものを教えてください!

 健康・スポーツ以外の仕事の現場や多くの人と接するセミナーなどで話を聞いていると、炭水化物を筆頭に「食べてよいもの、ダメなもの」という発想を持つ人が非常に多いと感じます。例えば炭水化物の場合、私は脳と体のガソリンと捉えているので、運動前後や頭を使う取材や講演の前に摂りますが、体作り素人の方々から「それ、絶対に食べてはいけないヤツじゃないですか!」と突っ込まれることがよくあります。

 しかし、世の中には「太るから絶対に食べたらいけないもの」などありません。

 確かに、良い体に導きにくい食事はあります。どんな食事かというと、糖と油のミックス、つまり高脂質高糖質の食事です。その代表格がラーメンやとんかつ定食。これらを毎日食べ続ければ、間違いなく太ります。

 一方、これらを1食食べても、1~2日のうちに摂取カロリーと消費カロリーの帳尻を合わせれば、体脂肪として蓄積されることを防げます。もっといえば、1日1食の人ならば、ラーメンだけを食べても、恐らく太りません。

 結局、太るか太らないかを決めるのは、バランスです。たまにラーメンを食べたからと言って、急に太ったりしないので大丈夫です。

 問題は、摂取カロリー・消費カロリーの収支を合わせることなく、摂取カロリーが多い日を2、3日、ズルズルと続けてしまうことです。特に忙しいビジネスマンにとって、2日、3日という時間はあっという間に過ぎていきます。ですから、習慣的に週に数回ラーメンを食べ続けていたら、すぐに取り返せないほど腹が出てしまった……という事態になります。

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岡田 隆

1980年、愛知県生まれ。日体大准教授、柔道全日本男子チーム体力強化部門長、理学療法士。16年リオデジャネイロ五輪では、柔道7階級のメダル制覇に貢献。大学で教鞭を執りつつ、骨格筋評論家として「バズーカ岡田」の異名でテレビ、雑誌などメディアでも活躍。トレーニング科学からボディメーク、健康、ダイエットなど幅広いテーマで情報を発信する。また、現役ボディビルダーでもあり、2016年に日本社会人ボディビル選手権大会で優勝。「つけたいところに最速で筋肉をつける技術」「HIIT 体脂肪が落ちる最強トレーニング」(ともにサンマーク出版)他、著書多数。バズーカ岡田公式サイトhttps://bazooka-okada.jp/

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

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