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どうすれば肉離れは防げるのか 筋肉の“たわみ”を生むストレッチ法とは

前後をきちんとケアし、理想的な力のバランスをキープする

 また、強い筋肉は鍛えやすいこともあり、大腿四頭筋ばかりをトレーニングしてしまうケースはよくあります。反面、ハムストリングのストレッチはなおざりに。自己流のトレーニングメニューの盲点と言えますが、得意不得意や気分で筋トレやストレッチを行う部位を選んでいると、やればやるほどバランスを崩します。そして、ある日、脚を振り上げた瞬間、ハムストリングが悲鳴を上げ、肉離れを起こす場合もあるのです。

 筋肉は、物に例えるとしたら「ロープ」です。ピンと張った状態で大きな負荷がかかると切れる可能性があります。でも、たわみがあれば切れません。大腿四頭筋だけでなく、ハムストリングもきちんとケアをし、理想的な力のバランスをキープしましょう。

 今回は太もも裏側、ハムストリングのストレッチを紹介します。ハムストリングは大きな筋肉です。全体をケアするには一方向で終わりにせず、三方向に伸ばすのがポイントです。障害予防はもちろん、さらに力強いプレーに到達する体づくりの一環として、習慣づけましょう。

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中野ジェームズ修一

スポーツトレーナー

1971年、長野県生まれ。フィジカルトレーナー。米国スポーツ医学会認定運動生理学士(ACSM/EP-C)。日本では数少ないメンタルとフィジカルの両面を指導できるトレーナー。「理論的かつ結果を出すトレーナー」として、卓球・福原愛、バドミントン・藤井瑞希らの現役時代を支えたほか、プロランナー神野大地、トランポリン競技選手など、多くのトップアスリートから信頼を集める。2014年以降、青山学院大駅伝チームのフィジカル強化指導を担当。東京・神楽坂に自身が技術責任者を務める会員制パーソナルトレーニング施設「CLUB100」がある。主な著書に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(サンマーク出版)、『青トレ 青学駅伝チームのコアトレーニング&ストレッチ』(徳間書店)、『医師に「運動しなさい」と言われたら最初に読む本』(日経BP)などベストセラー多数。

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

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