海外メディアも絶賛「赤と白のジャージを着たオールブラックスのよう」

　ラグビーワールドカップ（W杯）日本大会は28日、A組で世界ランク9位日本が同2位アイルランドと静岡・エコパスタジアムで対戦し、19-12で撃破。歴史的大金星で世界を驚かせたが、海外メディアはどう報じたのか。

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　豪州紙「ヘラルドサン」は「開催国の日本が世界No.2アイルランドを19-12で下し、衝撃を与える」と見出しを打って特集している。「2015年大会で南アフリカを34-32で倒した後、日本は今、『ブライトンの奇跡』に『シズオカの衝撃』を加えた」と4年前の南アフリカ戦に続く、大金星を表現した。

　相手国のアイルランド紙「アイリッシュ・タイムズ」は「開催国がシズオカで衝撃的勝利、ジョー・シュミットの選手たちをよろめかせる」と報じ、「日本のラグビー、そして広く見れば2019ラグビーW杯にとっても素晴らしい日となったが、アイルランドにとっては酷く失望し、ダメージを受ける敗戦となった」と大会における価値と自国の落胆ぶりを伝えた。

　また、英公共放送「BBCスポーツ」も「眩いプレーで開催国が衝撃的勝利」と見出しを打ち、「（大会の）6週間で何があろうと、この結果は次の世代に遺産を残すだろう」と日本にとっての歴史的金星の意味を強調した。

　英紙「ガーディアン」は「日本がラグビーW杯でまたもや番狂わせ、アイルランドに衝撃を与える」と報じ、「彼らは赤と白のジャージを身にまとう、オールブラックスのように見えることがあった」と記述。史上初の3連覇を狙う世界最強軍団ニュージーランドに見間違うほどの戦いぶりだったと最大級の賛辞を並べた。

　日本が静岡の地で演じた1勝は世界にとっても驚きをもって報じられている。