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釜石で生まれた感動 試合前の“55文字のメッセージ旗”に反響「あかん、涙が…」

ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は25日、岩手・釜石鵜住居復興スタジアムで大会初戦となるウルグアイ―フィジー戦が行われた。東日本大震災の被災地で行われた歴史的一戦。試合前には子供らが巨大フラッグを持って入場し、英語55文字で世界のラグビーファンにメッセージを送る一幕があった。大会が実際のシーンを動画付きで公開し、「涙でテレビ画面が見えない」「いろいろな思いがこみ上げる…」「頑張れ東北! また行きたい場所です」と反響を集めている。

ウルグアイ-フィジー戦が行われた岩手・釜石鵜住居復興スタジアム【写真:石倉愛子】
ウルグアイ-フィジー戦が行われた岩手・釜石鵜住居復興スタジアム【写真:石倉愛子】

ウルグアイ―フィジー戦の前に登場した巨大フラッグに広がる感動

 ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は25日、岩手・釜石鵜住居復興スタジアムで大会初戦となるウルグアイ―フィジー戦が行われた。東日本大震災の被災地で行われた歴史的一戦。試合前には子供らが巨大フラッグを持って入場し、英語55文字で世界のラグビーファンにメッセージを送る一幕があった。大会が実際のシーンを動画付きで公開し、「涙でテレビ画面が見えない」「いろいろな思いがこみ上げる…」「頑張れ東北! また行きたい場所です」と反響を集めている。


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 釜石のピッチから世界に感謝の思いを届けた。試合前、およそ30人の子供たちが白の巨大フラッグを持って入場。鮮やかな緑のピッチで一気に広げると、そこに青い文字が広がっていった。

「Thank you for your support during the 3.11 Earthquake and Tsunami(3.11の地震と津波の時はサポートをありがとう)」

 会場となった釜石鵜住居復興スタジアムは津波で甚大な被害を受けた当地に昨夏に建てられた新しいスタジアム。この場所は8年間、復興に向けて歩んできたシンボルとしての価値もある。そんな場所から震災当時、復興の願いを込め、サポートしてくれた世界のファンに感謝のメッセージを伝えたのだ。客席では地元の子供たちが旗を振り、笑顔を見せたなんとも印象的なシーンだ。

「釜石から世界へのメッセージ」と題し、大会公式インスタグラム日本語版アカウントが実際のシーンを動画付きで公開すると、ファンからは「あかん、涙が出ます」「子供達が沢山観戦してるのがすごく嬉しい」「涙でテレビ画面が見えない」「いろいろな思いがこみ上げる…」「頑張れ東北! また行きたい場所です」などと感動の反響が続々と届き、温かい空気に包まれていた。

 両国選手による黙祷も捧げられた後にはW杯らしい白熱の戦いが繰り広げられ、ウルグアイがフィジーを下し、地元ファンを熱狂させた。東北にとって、ラグビー界にとって、大事な1日となった。

(THE ANSWER編集部)

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