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「カギは初戦のロシア戦」 8強へ、4年前の奇跡を知るホラニ龍コリニアシが強調するワケ

日本代表の活躍でラグビー人気を再燃させる

 すでに2007年に日本国籍を取得。日本人として迎えるワールドカップ日本大会については、隔世の感を持っている。


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「なんだか不思議ですよね、アジアでやるというのがそもそも不思議で、ちょっと昔だったら考えられないようなこと。ただ、それに伴って代表のレベルも上がっている。日本のラグビーの未来も、これにかかっていると思います」

 前回大会での空前のラグビーブームを振り返ると苦い記憶もある。

「前回(ラグビーの人気、認知度を)上げたけれど、また戻っちゃいましたね。だからあの4年前の波に、もうちょっとしっかり乗っておかなければいけなかったと思うんです。盛り上がったのはせいぜい翌年の16年くらいだけ。その後は、観客数も以前より減ったんじゃないかな。一から盛り上げるのではなくて、15年のブームからそのまま上にいければよかったと思います」

 日本国民が見守る中でキックオフを迎える夢の祭典。4年前は一過性の盛り上がりに終わったラグビーへの関心を、さらに強く、大きなものにするためには、日本代表の前回大会以上の躍進が欠かせない。トンガ生まれの“大和魂”は、後輩たちの歴史的な偉業達成をビールを片手に見届ける。

ホラニ龍コリニアシ(ほらに・りゅうこりにあし)
1981年10月25日、トンガ王国ヌクアロファ出身。16歳で埼玉・埼玉工大深谷(現正智深谷)高に留学。埼玉工大から三洋電機(現パナソニック)に入団。2007年に日本国籍を取得。08年に日本代表で初キャップを獲得して、11年、15年ワールドカップに出場。通算45キャップ。18年シーズンで現役を引退して、パナソニックFWコーチに就任。愛称はコリー。現役時代のサイズは身長187センチ

(吉田 宏 / Hiroshi Yoshida)




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吉田 宏

サンケイスポーツ紙で1995年からラグビー担当となり、担当記者1人の時代も含めて20年以上に渡り365日欠かさずラグビー情報を掲載し続けた。1996年アトランタ五輪でのサッカー日本代表のブラジル撃破と2015年ラグビーW杯の南アフリカ戦勝利という、歴史に残る番狂わせ2試合を現場記者として取材。2019年4月から、フリーランスのラグビーライターとして取材を続けている。長い担当記者として培った人脈や情報網を生かし、向井昭吾、ジョン・カーワン、エディー・ジョーンズら歴代の日本代表指導者人事などをスクープ。ラグビーW杯は1999、2003、07、11、15、19、23年と7大会連続で取材。

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