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「カタールW杯はどこも中国的要素」 出場してもない中国のメディアが誇りを持つ理由

4年に一度の祭典と言われるサッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)が始まり、早くも各所で熱い戦いが繰り広げられている。初の中東&11月開催という異例のW杯。代表チームは本大会出場を逃したのにもかかわらず、その中で存在感を際立たせているのが中国だ。同国メディアは“友好の証”を贈ったことを報じるなど、W杯における役割をアピールしている。

中国メディアはW杯における役割をアピール【写真:ロイター】
中国メディアはW杯における役割をアピール【写真:ロイター】

代表チームは出場を逃したものの、W杯には欠かせない国

 4年に一度の祭典と言われるサッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)が始まり、早くも各所で熱い戦いが繰り広げられている。初の中東&11月開催という異例のW杯。代表チームは本大会出場を逃したのにもかかわらず、その中で存在感を際立たせているのが中国だ。同国メディアは“友好の証”を贈ったことを報じるなど、W杯における役割をアピールしている。

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 中国代表はアジア最終予選で敗退し、2002年日韓大会以来のW杯出場はならなかった。それでも、カタールW杯における“立ち位置”は重要なようだ。中国紙「広州日報」は「パンダも来た! カタールW杯はどこもかしこも『中国的要素』」と題して記事を掲載した。

 4歳の雄「京京」と3歳の雌「四海」という2頭のジャイアントパンダを贈ったことを紹介。「2頭はカタールW杯に対する中国国民の心からのお祝いの気持ちを表すものであるとともに、カタールによるW杯開催に対する中国政府の力強い支持の姿勢を反映するものである」と記している。2頭はドーハ市内の「パンダハウス」で見ることができるという。

 さらに「ジャイアントパンダ以外にもカタールは中国で溢れている」と続け、W杯審判に3人の国際審判員が選出されたことに言及。22日にアルゼンチン―サウジアラビア戦などが行われるルサイル・スタジアムの建設を中国企業が請け負ったことや、ファン滞在用のコンテナ式簡易宿泊所も中国製で、1万セット以上を提供したことも紹介している。

 3種類あるW杯スポンサーに名を連ねる中国企業は、不動産複合企業「大連万達集団」など7社にものぼるという。サポーターや関係者を輸送する公式バスも「中国宇通客車」「金龍汽車」が提供。これらは環境保護型の純電気自動車仕様のバスで、同紙によると「これまでに1000台以上の大型バスがすでにカタール側企業に納品されている」という。代表チームはいないものの、中国はW杯開催を支えていることに誇りを持っているようだ。

(THE ANSWER編集部)




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