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2022年カタールワールドカップ組み合わせ一覧 日本代表はグループE

サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会は現地11月20日に開幕する。7大会連続出場となる日本代表は森保一監督のもと、過去最高成績のベスト16超えを目指し、4年に1度の大舞台に挑む。ここでは全グループの組み合わせと試合日程、各国の情報を紹介する。

カタール大会は現地11月20日に開幕する【写真:ロイター】
カタール大会は現地11月20日に開幕する【写真:ロイター】

 サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会は現地11月20日に開幕する。7大会連続出場となる日本代表は森保一監督のもと、過去最高成績のベスト16超えを目指し、4年に1度の大舞台に挑む。

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 32か国で争われる今大会。グループリーグでは、1グループに4か国が振り分けられ、総当たり戦で勝ち点の上位2か国が決勝トーナメント(ベスト16)に進出。日本はグループEでドイツ、コスタリカ、スペインと同組に入った。決勝トーナメントに進出した場合、1位通過であればグループFの2位、2位通過であれば同1位の国と対戦する。ここでは全グループの組み合わせと試合日程、各国の情報を紹介する。
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グループA

オランダ 2 1 0 5 1 4 7
セネガル 2 0 1 5 4 1 6
エクアドル 1 1 1 4 3 1 4
カタール 0 0 3 1 7 -6 0


グループA日程

11月20日
19:00(25:00) カタール VS エクアドル

11月21日
13:00(19:00) セネガル VS オランダ

11月25日
16:00(22:00) カタール VS セネガル
19:00(25:00) オランダ VS エクアドル

11月29日
18:00(24:00) エクアドル VS セネガル
18:00(24:00) オランダ VS カタール

グループA代表国

【カタール】
・初出場
・FIFAランキング:50位

 長年にわたりアジア中堅国の域を出なかった中東のカタールが、開催国として悲願のW杯初出場を果たした。かつては南米出身などの外国人選手を帰化させて代表チームを強化した時期もあったが、近年は潤沢なオイルマネーを育成面に投下。その成果が表れたのが2019年のアジアカップで、決勝では日本を3-1と破り初優勝の栄冠を手にした。スペイン人のフェリックス・サンチェス監督が、2017年から長い時間をかけてチームを築き上げてきたのも強みとなっている。

【エクアドル】
・2大会ぶり4回目
・FIFAランキング:44位

 ハイレベルな南米予選を4位で突破し、2大会ぶり4回目のW杯出場を決めた歓喜から一転、予選に出場したバイロン・カスティージョに国籍と年齢詐称の疑いが浮上し大騒動に。6月には出場権剥奪とも報じられたが、その後FIFA(国際サッカー連盟)により訴えは退けられた。南米予選では標高2800メートル超の首都キトを主戦場とし、ホームで5勝3分1敗と強さを見せた一方、アウェーでは2勝2分5敗と負け越し。突出した能力を持つ選手が不在のなか、南米らしい勝負強さを発揮できるかがポイントになりそうだ。

【セネガル】
・2大会連続3回目
・FIFAランキング:18位

 4年前のロシアW杯では、日本とグループリーグ第2戦で対戦し2-2の引き分け。乾貴士、本田圭佑のゴールが印象深い試合だったが、同時にセネガルのベンチ前でドレッドヘアをなびかせ、ダンディな振る舞いを見せたアリウ・シセ監督の姿も大きな話題となった。そんな指揮官に率いられたチームが、アフリカ予選を見事に突破して2大会連続のW杯出場。絶対的エースであるサディオ・マネの負傷欠場は痛手だが、屈強なDFカリドゥ・クリバリなど攻守にタレントを擁しており、前回大会でのグループリーグ敗退の雪辱と、2002年日韓W杯で記録したベスト8の再現を狙っている。

【オランダ】
・2大会ぶり11回目
・FIFAランキング:8位

 人口1800万人に満たない小さな国ながら、これまでW杯で準優勝3度(1974年、78年、2010年)、EURO(欧州選手権)で優勝1度(1988年)の実績を誇り、ヨハン・クライフやルート・フリットら時代を彩るスター選手を数多く輩出してきた。そんな伝統国は4年前、ロシアW杯欧州予選でまさかの敗退。だが屈辱を味わった翌シーズン、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)で躍進したアヤックスなどから次々と有能な若手が台頭し、今予選では盤石の戦いを見せた。そして昨年8月には、名将ルイス・ファン・ハールが3度目の代表監督に就任。14年ブラジルW杯で母国を3位に導いた指揮官の手腕に注目が集まる。


グループB

イングランド 2 1 0 9 2 7 7
アメリカ 1 2 0 2 1 1 5
イラン 1 0 2 4 7 -3 3
ウェールズ 0 1 2 1 6 -5 1


グループB日程

11月21日
16:00(22:00) イングランド VS イラン
22:00(28:00) アメリカ VS ウェールズ

11月25日
13:00(19:00) ウェールズ VS イラン
22:00(28:00) イングランド VS アメリカ

11月29日
22:00(28:00) ウェールズ VS イングランド
22:00(28:00) イラン VS アメリカ

グループB代表国

【イングランド】
・7大会連続16回目
・FIFAランキング:5位

 自国開催だった1966年大会以来のW杯制覇を目指す“サッカーの母国”だが、その機運は近年で最も高まっていると言える。2016年9月に就任したガレス・サウスゲート監督の下、2018年ロシアW杯で4位に躍進すると、昨夏のEUROでは主要国際大会で55年ぶりとなる決勝に進出。惜しくもイタリアにPK戦の末に敗れたものの、その勢いは今予選でも続き、8勝2分、39得点3失点という圧倒的な強さを見せた。前回W杯得点王のFWハリー・ケインは健在で、世界最高峰のプレミアリーグで日々揉まれる20代前半の才能も次々と台頭。爆発力と安定感を兼ね備えた好チームに仕上がっている。

【イラン】
・3大会連続6回目
・FIFAランキング:20位

 FIFAランキングは20位とAFC(アジアサッカー連盟)勢最高の地位を保ち、3大会連続6回目のW杯出場と近年は日本や韓国とともにアジア強豪国としての風格を漂わせている。もっとも過去5回のW杯ではすべてグループリーグ敗退。前回大会ではスペイン(0-1)、ポルトガル(1-1)の2強を相手に奮闘したが、あと一歩及ばなかった。今大会も難敵揃いではあるものの、中東開催という地の利も生かして悲願のベスト16進出を目指す。

【アメリカ】
・2大会ぶり11回目
・FIFAランキング:16位

 世界最大のスポーツ大国にサッカーがようやく根付き始めたのは、自国開催の1994年W杯でベスト16に躍進してから。96年にはプロサッカーリーグとしてメジャーリーグサッカー(MLS)が開幕。競技人口が増えるとともに育成年代も充実し、コンスタントに有能なタレントが出てくることで、90年大会からスタートしたW杯連続出場も「7」まで伸びた。だが2018年ロシアW杯では屈辱の予選敗退。その後は23歳のクリスチャン・プリシッチら若手中心のチームとなり、今予選を3位で通過した。カナダ、メキシコとの3か国共催となった26年W杯へ向けて、弾みをつけたいところだ。

【ウェールズ】
・16大会ぶり2回目
・FIFAランキング:19位

 ガレス・ベイル、アーロン・ラムジーらを軸に、2016年のEUROでベスト4進出の旋風を巻き起こしたウェールズが、今度は64年ぶり2度目となるW杯出場の快挙を達成した。欧州予選グループEでチェコに競り勝ち2位で通過すると、プレーオフでは全世界が注目したウクライナとの大一番に1-0で勝利。安定した守備をベースに勝負強さを見せている。本大会ではイングランドとの“英国対決”も実現。グループリーグ突破も十分に狙える組分けとなっている。


グループC

ポーランド 1 1 0 2 0 2 4
アルゼンチン 1 0 1 3 2 1 3
サウジアラビア 1 0 1 2 3 -1 3
メキシコ 0 1 1 0 2 -2 1


グループC日程

11月22日
13:00(19:00) アルゼンチン VS サウジアラビア
19:00(25:00) メキシコ VS ポーランド

11月26日
16:00(22:00) ポーランド VS サウジアラビア
22:00(28:00) アルゼンチン VS メキシコ

11月30日
22:00(28:00) ポーランド VS アルゼンチン
22:00(28:00) サウジアラビア VS メキシコ

グループC代表国

【アルゼンチン】
・13大会連続18回目
・FIFAランキング:3位

 稀代の“天才”リオネル・メッシが、これまで出場した4度のW杯は準優勝1回、ベスト8が2回、ベスト16が1回。栄光に包まれたバルセロナでのプレーとは対照的に、代表では結果を残せないと長年にわたって言われ続けたが、ついに昨年のコパ・アメリカで悲願の初タイトルを獲得した。自信を手にしたチームは、懸案だった“メッシ依存症”も克服。各ポジションに実力者を擁し、過酷な南米予選を無敗で駆け抜けてW杯出場権を手にした。2020年に他界した英雄ディエゴ・マラドーナが数々の伝説を残した1986年メキシコW杯から36年、3度目の世界王者へ期待は高まるばかり。35歳となったメッシに今、最大のチャンスが訪れている。

【サウジアラビア】
・2大会連続6回目
・FIFAランキング:51位

 アジア最終予選で日本と同組になった“中東の雄”は、安定した戦いを見せて7勝2分1敗で首位通過を果たした。10試合6失点の堅い守備が特長で、第3節では日本にホームで1-0と競り勝っている。世界的に名の通った選手こそいないものの、2019年と21年のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)で優勝したアル・ヒラルなど国内強豪クラブでともにプレーする主力が軸になっているため、連係面に不安はない。前回のロシアW杯でモロッコを率い、白いシャツを着て采配する姿がかっこいいと話題になったエルベ・ルナール監督にも注目だ。

【メキシコ】
・8大会連続17回目
・FIFAランキング:13位

 北中米カリブ海予選を2位で通過し、8大会連続17回目の出場を決めたW杯常連国。1994年アメリカW杯から7大会連続でグループリーグ突破と抜群の安定感を見せる一方、最終結果はすべてベスト16敗退。自国開催の86年大会以来となる8強進出に向けて、チームを率いるのはアルゼンチン人のヘラルド・マルティーノ監督だ。2010年南アフリカW杯ではパラグアイ監督として、ベスト16で日本をPK戦の末に破り、同国初の8強進出に導いた。また昨夏の東京五輪では、U-23代表が3位決定戦で日本を破り銅メダルを獲得。その主力がA代表でも台頭しており、攻守とも充実したチームに仕上がっている。

【ポーランド】
・2大会連続9回目
・FIFAランキング:26位

 4年前のロシアW杯では、2連敗で早々にグループリーグ敗退が決定。最終戦で対戦した日本が0-1で負けることを選択し、終盤に自陣でパス回しをして賛否両論が巻き起こったことは記憶に新しい。ポーランドの浮沈のカギを握るのは、今も絶対的エースのロベルト・レバンドフスキ。ブンデスリーガで5年連続得点王に輝き、今夏バイエルン・ミュンヘンからバルセロナへ移籍すると、新天地でもゴールを量産中だ。欧州予選プレーオフのスウェーデン戦など、勝負どころでの存在感は別格。エースがカタールの地で爆発すれば、1986年大会以来のベスト16進出も見えてくる。


グループD

フランス 2 0 0 6 2 4 6
オーストラリア 1 0 1 2 4 -2 3
デンマーク 0 1 1 1 2 -1 1
チュニジア 0 1 1 0 1 -1 1


グループD日程

11月22日
16:00(22:00) デンマーク VS チュニジア
22:00(28:00) フランス VS オーストラリア

11月26日
13:00(19:00) チュニジア VS オーストラリア
19:00(25:00) フランス VS デンマーク

11月30日
18:00(24:00) オーストラリア VS デンマーク
18:00(24:00) チュニジア VS フランス

グループD代表国

【フランス】
・7大会連続16回目
・FIFAランキング:4位

 イタリア(1934年、38年)、ブラジル(58年、62年)に続く史上3チーム目、60年ぶりのW杯連覇に挑む前回王者。欧州予選も5勝3分、18得点3失点という圧倒的な成績で首位通過を果たした。その陣容は23歳のFWキリアン・エムバペを筆頭に豪華絢爛で、攻守ともに若きタレントと経験豊富な実力者が融合している。2012年から率いるディディエ・デシャン監督の下、戦術面での完成度も高く大きな穴は見当たらないものの、昨夏のEUROでベスト16敗退を喫してからは失速気味。今年6月と9月に行われたUEFAネーションズリーグでは、W杯同組のデンマークに2連敗を喫するなど精彩を欠き、さらに大会前にはMFエンゴロ・カンテやFWカリム・ベンゼマなど怪我人が多発しているが、エムバペら強烈な個が輝けば偉業達成に自ずと近づくはずだ。

【オーストラリア】
・5大会連続6回目
・FIFAランキング:38位

 大陸間プレーオフで南米5位ペルーをPK戦にもつれる死闘の末に下し、5大会連続6回目のW杯出場を決めた。アジア最終予選B組では当初“3強”と目されていたが、4大会連続で同組となった日本に2連敗(1-2、0-2)、首位通過のサウジアラビアに1分1敗(0-0、0-1)と最終的に勝ち点差をつけられる格好に。欧州クラブ所属選手は多いが、W杯4大会に出場した英雄ティム・ケーヒルの引退後は、戦力的に小粒になった感は否めない。本大会でも苦戦が予想されるが、予選での中立地開催を含めてカタールでの戦いに慣れているのは、準備期間が特に短い今回のW杯では利点になりそうだ。

【デンマーク】
・2大会連続6回目
・FIFAランキング:10位

 昨夏のEUROでは、初戦で10番のクリスティアン・エリクセンが試合中に心停止で倒れるアクシデント。幸い一命を取りとめると、チームは司令塔を欠きながら一丸となった戦いを見せてベスト4に躍進した。その勢いはW杯予選でも続き、グループFを9勝1敗で駆け抜け首位通過。今年3月にはエリクセンが代表復帰を果たし、UEFAネーションズリーグではW杯でも同組のフランスに2連勝を飾るなど好調を維持している。グループDの顔ぶれを見る限り、2大会連続のベスト16進出は射程圏内だ。

【チュニジア】
・2大会連続6回目
・FIFAランキング:30位

 過去5回出場したW杯ではすべてグループリーグ敗退。2002年日韓大会では日本と同組となり、森島寛晃、中田英寿のゴールで0-2と敗れた。今回のアフリカ予選では通算5勝2分1敗の成績で2大会連続の出場権を獲得。今年2月には指揮官交代も起きたが、ジャレル・カドリ監督はチームを立て直しており、6月のキリンカップで来日した際にはチリに2-0、そして日本には完璧な試合運びを見せた上で3-0と完勝している。突出したタレントこそいないものの、攻守に連動する好チームに仕上がっている。


グループE

スペイン 1 1 0 8 1 7 4
日本 1 0 1 2 2 0 3
コスタリカ 1 0 1 1 7 -6 3
ドイツ 0 1 1 2 3 -1 1


グループE日程

11月23日
16:00(22:00) ドイツ VS 日本
19:00(25:00) スペイン VS コスタリカ

11月27日
13:00(19:00) 日本 VS コスタリカ
22:00(28:00) スペイン VS ドイツ

12月1日
22:00(28:00) 日本 VS スペイン
22:00(28:00) コスタリカ VS ドイツ

グループE代表国

【スペイン】
・12大会連続16回目
・FIFAランキング:7位

 2008年のEURO、10年W杯、12年EUROとメジャー大会3連覇の偉業を達成した黄金期から早10年。その後のW杯2大会ではグループリーグ敗退、16強止まりと振るわないが、ルイス・エンリケ監督の下で昨夏のEUROではベスト4に進出し、復調の兆しを見せた。ペドリら東京五輪に出場した若手も順調に台頭。W杯予選では思わぬ苦戦を強いられたものの、最終的には6勝1分1敗で首位通過を果たし、UEFAネーションズリーグでもポルトガルに競り勝ってベスト4に進出した。優勝候補筆頭ではないものの、勝負強さは十分に備えている。
【スペイン代表の「知っておきたい6つのこと」はこちらから】

【コスタリカ】
・3大会連続6回目
・FIFAランキング:31位

 2014年ブラジルW杯でのベスト8進出が記憶に新しい、北中米カリブ海の伏兵。8年前の快進撃で国民的英雄となったのが、GKケイロル・ナバスだ。抜群の反応でゴールを守り、母国を史上初の8強へ導いた。その後、レアル・マドリードでも一時代を築いた守護神に支えられ、今予選でもニュージーランドとの大陸間プレーオフを制す粘り強さを見せ、3大会連続のW杯出場権を手にした。戦力的には他国に比べて見劣りするものの、ナバスを筆頭に経験豊富な選手が多く、決して侮れないチームだ。
【コスタリカ代表の「知っておきたい6つのこと」はこちらから】

【ドイツ】
・18大会連続20回目
・FIFAランキング:11位

 歴代2位タイの優勝4回、準優勝も4回とW杯で抜群の安定感を誇る強豪国。だが2018年ロシアW杯でグループリーグ敗退の屈辱を味わうと、昨夏のEUROでもベスト16でイングランドに敗れ、15年続いたヨアヒム・レーヴ政権が終焉した。後任にレーヴの右腕だったハンジ・フリック監督が就任すると、瞬く間にチームを再生。W杯予選では9勝1敗、36得点4失点と圧倒的な力を見せて首位通過を果たしている。新戦力も台頭しており、攻守に隙のない陣容は相変わらず。不屈の“ゲルマン魂”を発揮し、前回大会の雪辱なるか。
【ドイツ代表の「知っておきたい6つのこと」はこちらから】

【日本】
・7大会連続7回目
・FIFAランキング:24位

 日本がグループリーグでW杯優勝経験国と同居するのは2006年大会のブラジル以来4大会ぶり、しかもドイツ、スペインと2か国同時は今回が初めてだ。コスタリカも経験豊富な選手が揃うだけに、間違いなく歴代最も厳しいグループに入ったと言えるだろう。18年ロシアW杯で16強に進出後、日本サッカーを取り巻く環境は大きく様変わり。東京五輪世代の若手は10代や20代前半で欧州クラブへ次々と渡り、今や日本代表のメンバーリストの大半が海外組となった。かつてない環境での強化を託された森保一監督は、苦心しながらもアジア最終予選を2位通過。若くして世界と対峙してきた潤沢なタレントを、どのように組み合わせてドイツ、スペインの2強に挑むのか。日本サッカーにとって大きな分岐点となる大会になりそうだ。


グループF

クロアチア 1 1 0 4 1 3 4
モロッコ 1 1 0 2 0 2 4
ベルギー 1 0 1 1 2 -1 3
カナダ 0 0 2 1 5 -4 0


グループF日程

11月23日
13:00(19:00) モロッコ VS クロアチア
22:00(28:00) ベルギー VS カナダ

11月27日
16:00(22:00) ベルギー VS モロッコ
19:00(25:00) クロアチア VS カナダ

12月1日
18:00(24:00) クロアチア VS ベルギー
18:00(24:00) カナダ VS モロッコ

グループF代表国

【ベルギー】
・3大会連続14回目
・FIFAランキング:2位

 日本で“ロストフの悲劇”と呼ばれる2018年ロシアW杯16強、終了間際の大逆転劇で死闘を制したベルギーは、その後ブラジルを破り、最終的に同国史上最高の3位に輝いた。ケビン・デ・ブライネら当時の主力が健在で、2016年からチームを率いるロベルト・マルティネス監督の下で戦術面でも熟成されている。FIFAランキング2位と上位をキープしたまま迎える今大会。昨夏のEUROは準々決勝でイタリアに敗れ、UEFAネーションズリーグではオランダに2連敗を喫するなど勝負どころで競り負けている印象は拭えないが、最強世代の集大成として頂点を目指す。

【カナダ】
・9大会ぶり2回目
・FIFAランキング:41位

 難敵ひしめく北中米カリブ海最終予選で8勝4分2敗、23得点は8か国中最多、7失点は同最少という文句なしの成績を残し、堂々の首位通過を決めた。1986年メキシコ大会以来、36年ぶり2回目のW杯出場という快挙の原動力となったのは、強豪バイエルン・ミュンヘンで活躍するアルフォンソ・デイビスら新世代の選手たち。戦力を底上げし、攻守両面で安定感のあるチームとなった。36年前のW杯では無得点での3戦全敗。歴史を変える戦いに挑む。

【モロッコ】
・2大会連続6回目
・FIFAランキング:22位

 W杯開幕を約3か月後に控えた今年8月、歴史は再び繰り返された。モロッコを2大会連続6回目の本大会出場に導いたヴァヒド・ハリルホジッチ監督が解任されたのだ。ハリル監督がチームを予選突破に導きながら、W杯直前に解任されるのは2010年のコートジボワール、18年の日本に続いて3度目。アフリカ予選を通算7勝1分の好成績で突破しながらの交代劇は本大会に向けて不安を残すものの、指揮官と対立していたチェルシーのMFハキム・ツィエクが代表復帰を果たすなどプラス材料もある。欧州クラブで活躍する選手も多く、波に乗れば16強進出も見えてくる。

【クロアチア】
・3大会連続6回目
・FIFAランキング:12位

 2018年ロシアW杯で歴史的な快進撃を見せ、同国史上最高の準優勝に輝いた東欧の強豪国。あれから4年、ズラトコ・ダリッチ監督率いるチームは世代交代こそあったものの、絶対的司令塔ルカ・モドリッチの存在感は変わらない。37歳となった今も名門レアル・マドリードでプレーする英雄は、バロンドール(世界年間最優秀選手)に輝いた18年と同様、今大会でも浮沈のカギを握る。昨夏のEUROではベスト16敗退を喫したが、ロブロ・マイェルら若手も台頭しており、4年前の再現を狙う。


グループG

ブラジル 2 0 0 3 0 3 6
スイス 1 0 1 1 1 0 3
カメルーン 0 1 1 3 4 -1 1
セルビア 0 1 1 3 5 -2 1


グループG日程

11月24日
13:00(19:00) スイス VS カメルーン
22:00(28:00) ブラジル VS セルビア

11月28日
13:00(19:00) カメルーン VS セルビア
19:00(25:00) ブラジル VS スイス

12月2日
22:00(28:00) セルビア VS スイス
22:00(28:00) カメルーン VS ブラジル

グループG代表国

【ブラジル】
・22大会連続22回目
・FIFAランキング:1位

 W杯歴代最多5度の優勝、世界唯一となる全22大会連続出場を決めている実績は、まさに「サッカー王国」の名にふさわしい。だが2002年日韓W杯で頂点に立って以降、直近4大会は自国開催の14年大会で4位になった以外、すべて8強敗退。世界最強を自負するカナリア軍団にとっては屈辱的な結果が続く状況だ。もっとも16年に就任したチッチ監督の下、現チームの完成度は確実に高まっており、今予選では14勝3分、40得点5失点という圧倒的な成績で6節を残して突破を決めた。才能豊かなタレントも次々と台頭しており、30歳となったエース・ネイマールが輝きを放てば、20年ぶりの世界制覇に近づくはずだ。

【セルビア】
・2大会連続13回目
・FIFAランキング:21位

 かつてJリーグの名古屋グランパスで華麗なプレーを見せ、監督も務めた“ピクシー”ことドラガン・ストイコビッチが、昨年3月に指揮官に就任。EUROの出場権を逃すなど、低迷していた母国代表の再建に着手した。そしてW杯予選ではポルトガルと同組になるも、最終節での直接対決に2-1で勝利し、6勝2分の無敗で2大会連続の出場を決めた。欧州主要リーグで活躍するメンバーが多く、経験も豊富。そこにユベントスの22歳FWドゥシャン・ブラホビッチのような新世代も存在感を見せており、歯車が噛み合えば躍進する可能性は十分にある。

【スイス】
・5大会連続12回目
・FIFAランキング:15位

 昨夏のEUROではベスト16でフランスをPK戦の末に破る番狂わせを演じ、W杯予選では同大会の王者イタリアと同組になりながら、5勝3分の成績で見事に首位通過を決めた。これで5大会連続のW杯出場と、近年は熾烈な欧州の舞台で安定した成績を収めており、グラニト・ジャカ、ヤン・ゾマーら攻守の主力も健在だ。今年に入ってから低調な内容が続いたが、UEFAネーションズリーグでは3連敗からポルトガル、スペイン、チェコに3連勝。W杯予選8戦2失点の堅守が、本大会でも機能するかが結果を左右しそうだ。

【カメルーン】
・2大会ぶり8回目
・FIFAランキング:43位

 アフリカ2次予選ではコートジボワールに競り勝ち、最終予選ではアルジェリアとの延長戦の死闘を制した末に、2大会ぶりのW杯出場権を手にした。そんな“不屈のライオン”を率いるのは、今年2月に就任したばかりのリゴベール・ソング監督だ。長年にわたって代表キャプテンを務めた名DFで、W杯には2002年日韓大会など4度出場。その圧倒的なカリスマ性でチームを束ねている。歴代の代表に比べると突出した個を持つ選手は少ない印象だが、強固な結束力を生かし、1990年イタリア大会でアフリカ史上初の8強を達成した時のような驚きを世界に与えたい。


グループH

ポルトガル 2 0 0 5 2 3 6
ガーナ 1 0 1 5 5 0 3
韓国 0 1 1 2 3 -1 1
ウルグアイ 0 1 1 0 2 -2 1


グループH日程

11月24日
16:00(22:00) ウルグアイ VS 韓国
19:00(25:00) ポルトガル VS ガーナ

11月28日
16:00(22:00) 韓国 VS ガーナ
22:00(28:00) ポルトガル VS ウルグアイ

12月2日
18:00(24:00) ガーナ VS ウルグアイ
18:00(24:00) 韓国 VS ポルトガル

グループH代表国

【ポルトガル】
・6大会連続8回目
・FIFAランキング:9位

 2003年のA代表デビュー以降、クリスティアーノ・ロナウドが積み上げたゴール数は史上最多の「117」(10月17日時点)。数々の伝説を作ってきた稀代のゴールマシンも37歳となり、自身5度目の出場となる今大会が最後のW杯となることが予想される。チームは2014年に就任したフェルナンド・サントス監督が長期政権を築いており、ロナウドら16年EURO優勝メンバーのベテランに加えて、ブルーノ・フェルナンデスら20代後半の実力者が多数揃っており、戦力面で隙はない。2000年代に入ってから欧州トップレベルの実力を維持してきたなかで、絶対的エースとともに一時代の集大成と呼べるサッカーを見せてくれるはずだ。

【ガーナ】
・2大会ぶり4回目
・FIFAランキング:61位

 FIFAランキングは出場32か国の中で最下位の61位。今年1月のアフリカ・ネーションズカップではグループリーグ敗退に終わり、3月のW杯アフリカ最終予選の突破が危ぶまれたが、同32位のナイジェリア相手に粘り強い戦いを見せ、2戦合計1-1、アウェーゴールの差で上回り2大会ぶりの本大会出場を決めた。アーセナルMFトーマス・パーテイなど主力の大半は欧州主要リーグでプレー。オットー・アッド監督の下で結束力を高め、2010年南アフリカ大会のベスト8超えを目指す。

【ウルグアイ】
・4大会連続14回目
・FIFAランキング:14位

 2010年南アフリカW杯での4位躍進を境に、近年は国際舞台で安定した成績を残していたが、今回の南米予選では大苦戦。昨年11月のボリビア戦に0-3で敗れ、残り4試合で7位に沈むと、06年から15年にわたって指揮を執ってきたオスカル・タバレス監督の退任が発表された。窮地に立たされた古豪だったが、新たに就任したディエゴ・アロンソ監督の下でその後は破竹の4連勝。8勝4分6敗で3位に滑り込み、4大会連続のW杯行きを決めた。35歳のFWルイス・スアレスら近年の代表を支えた頼れるベテランを軸に、フェデリコ・バルベルデら若き才能も台頭。攻守に一線級の実力者が揃う充実の陣容だ。

【韓国】
・10大会連続11回目
・FIFAランキング:28位

 最大の注目は昨季のプレミアリーグで23ゴールを奪い、アジア人史上初の得点王を獲得したFWソン・フンミンだろう。絶対的エースが30歳というキャリアのピークで迎える3度目のW杯。大会直前に顔面骨折のアクシデントに見舞われたなかで、どんなプレーを見せるのかに期待が高まる一方、カギを握るのはチームとしていかに機能し、エースを輝かせられるかだ。ポルトガル人のパウロ・ベント監督が2018年から指揮を執り、時間をかけて戦術を落とし込んできたチームは、アジア最終予選でも10試合3失点と安定感を見せた。グループHは難敵揃いだが、3大会ぶりのベスト16進出を虎視眈々と狙っている。


(THE ANSWER編集部)



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