大谷は「二刀流のペドロ・マルティネス」

　米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は21日（同22日）のロイヤルズ戦で打者として3ラン2本を放つなどキャリアハイの8打点を記録し、翌日の登板で8回2安打無失点。メジャーでは自己最多となる13奪三振をマークし、6勝目を挙げた。前人未到の躍動を見せた大谷に、敵地ボストンメディアの人気司会者も「オレのショウヘイ・オオタニ」と称賛。「年俸総額10年4億5000万ドル（約606億円）でも構わない！」とレッドソックス移籍を熱望していた。

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　連夜の活躍で米国を沸かせた大谷。ボストンのラジオ局「98.5」の人気番組「ベースボールアワー・ウィズ・トニー・マズ」で司会を務めるトニー・マサロッティ氏は、西海岸で活躍する二刀流の虜になっていた。ツイッターのフォロワー数15万人を誇る同氏は「オレのショウヘイ・オオタニ……ロサンゼルスでの2夜、おお最高過ぎるよ！」と恍惚の様子で語り出した。

　1試合8打点、そして翌日の13奪三振というキャリアハイの躍動を紹介すると、「オーマイガー！　ワハハ！　ショウヘイ・オオタニ、かつてない。そして、これからも現れることはないでしょう」と興奮モード。「ベースボールの世界で最もクールなアスリートに出会ったことがあるかい？」とゲストに問いかけ、こう語っている。

「1か月前にショウヘイ・オオタニをフェンウェイパークで見た時にはそんな気持ちだったよ。二刀流のペドロ。衝撃的なんだよ。投打両方でオールスター級。何度でも言うぞ。もう2度と、2度と、2度と絶対に野球ファンが体験できないことなんだ」と興奮状態。レッドソックスなどで219勝を記録し、サイ・ヤング賞を3度受賞した往年の名投手、ペドロ・マルティネスの名前を引き合いに出して激賞した。