賞金女王決定インタビューで笑顔から突然…「頑張った人の涙は美しい」

　女子ゴルフの今季最終戦、国内メジャー・JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ（宮崎CC、6543ヤード、パー72）は28日、最終ラウンド（R）が行われ、2020年との統合シーズンで行われた今季全日程が終了。稲見萌寧（都築電気）が初の賞金女王を獲得した。決定後のインタビューでは突然、涙を流すシーンも。感動的なひと幕をJLPGA公式ツイッターとインスタグラムが公開し、もらい泣きの声が広がっている。

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　感情が涙となった溢れた。賞金女王決定後のインタビュー、稲見は「本当に今は一番にうれしい気持ち」と第一声をにこやかに回答。続けて「決まった瞬間、涙も見えました。初めて見た気もするのですが」と問われた。「いやあ、泣くつもりはなかったんですけど……」とまで言い、少し言葉を詰まらせた。「コーチに泣かれちゃったら、ちょっと堪えられなかったかな……」。すると、次の質問を聞く間に大粒の涙が頬を伝っていた。

　直前に奥嶋コーチから「おめでとう」と涙ながらに声をかけられていた稲見。コーチと二人三脚で挑み、今季はツアー9勝、東京五輪銀メダル、そして初の賞金女王を掴んだ。その胸中が窺い知れるシーンをJLPGAは「目から光るものが」と紹介し、実際のシーンを動画で公開した。

　地上波の中継では映らなかったシーンに「私も泣きました」「こぼれ落ちた涙に感動しました」「この涙にもらい泣き」「きれいな涙ですね」「頑張った人の涙は美しい」などの声が続々。2020年との統合で行われた長いシーズン、終盤は腰痛も乗り越え、掴んだ戴冠に感動が広がっていた。