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物議の“不意打ちアンダーサーブ” ナダルは完全支持「自分にとっては議論の余地はない」

男子テニスの世界ランク2位・ラファエル・ナダル(スペイン)は現地時間30日、4大大会・全仏オープンのシングルス2回戦で同211位マッケンジー・マクドナルド(米国)と対戦。6-1、6-0、6-3で勝利し、3回戦進出を決めた。ナダルはこの試合でマクドナルドからアンダーサーブを受けたが見事に対応。試合後の会見でアンダーサーブについて質問を受けると「戦略的なら100%支持する」と表明した。

全仏で3回戦進出を決めたラファエル・ナダル【写真:AP】
全仏で3回戦進出を決めたラファエル・ナダル【写真:AP】

ブブリクの“不意打ちアンダーサーブ”に言及「良い戦略」

 男子テニスの世界ランク2位・ラファエル・ナダル(スペイン)は現地時間30日、4大大会・全仏オープンのシングルス2回戦で同211位マッケンジー・マクドナルド(米国)と対戦。6-1、6-0、6-3で勝利し、3回戦進出を決めた。ナダルはこの試合でマクドナルドからアンダーサーブを受けたが見事に対応。試合後の会見でアンダーサーブについて質問を受けると「戦略的なら100%支持する」と表明した。


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 赤土の王者は“不意打ち”にも動じない。第2セット、4-0でリードした第5ゲームだ。マクドナルドがアンダーサーブを放った。しかしナダルは素早く反応。余裕でボールに追いつくと、強烈なリターンを決めた。

 ナダルは試合後の会見で、このシーンを含むアンダーサーブ全般と、ハンブルク・オープンの2回戦と準々決勝などでアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)が披露したアンダーサーブの是非について質問を受けた。「ポイントが取れれば良い戦略だし、取れなければ悪い戦略。例えば今日のマッケンジーは良い戦略じゃなかった。でもブブリクのはポイントが取れたんだし良い戦略だった。試合の一部さ」とあっさり回答した。

 ブブリクのアンダーサーブに対しては、「ルールブックでは認められている」「プロのテニスじゃない」などとSNS上のファンの間で物議をかもしていたが、ナダルは戦略だとしてこれを支持。続けて「自分のプレーを向上させるため、もしくは戦略的にやるのであれば100%支持する。でも相手を軽視するためにやるのであれば良くない。みんな心の中では分かっているんだ。これが良い場合なのか悪い場合なのかをね」と自身の見解を表明した。

 さらに「自分にとっては議論の余地はない。ルール上問題ないのであればやればいい。選手自身が(自身がそれをやるかどうかについて)どう思うかはその選手次第だね」と各選手によって感じ方は違うとも語った。

 2回戦に快勝したナダルは、3回戦で錦織圭(日清食品)を退けたステファノ・トラバグリア(イタリア)と対戦する。

(THE ANSWER編集部)

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