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子どもの試合当日、コンビニで買う昼ごはん「3つの約束事」 おにぎりなら具は何?

栄養・食事の観点からジュニア世代の成長について指南する、「THE ANSWER」の保護者向け連載「強い子どもを育てる ミライ・アスリートの食講座」。サッカーJリーグ・アルビレックス新潟で栄養アドバイザーを務めている公認スポーツ栄養士・長谷川直子氏がわかりやすくアドバイスする。第14回は「コンビニで選ぶ試合当日のお弁当」について。

第14回のテーマは「コンビニで選ぶ試合当日のお弁当」について
第14回のテーマは「コンビニで選ぶ試合当日のお弁当」について

連載「強い子どもを育てる ミライ・アスリートの食講座」第14回

 栄養・食事の観点からジュニア世代の成長について指南する、「THE ANSWER」の保護者向け連載「強い子どもを育てる ミライ・アスリートの食講座」。サッカーJリーグ・アルビレックス新潟で栄養アドバイザーを務めている公認スポーツ栄養士・長谷川直子氏がわかりやすくアドバイスする。第14回は「コンビニで選ぶ試合当日のお弁当」について。

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 様々な競技のジュニアの指導者に話を伺う機会がありますが、今は朝の集合が早い日の試合では、お昼に手作り弁当を持参する子ばかりではなく、保護者と一緒にコンビニエンスストアなどに行き、購入する子が多いと聞きます。

 そこで今回は、コンビニエンスストアで選ぶ試合当日のお弁当をテーマにお話ししたいと思います。

 コンビニエンスストアでお昼ご飯を購入する際の、基本の約束事は以下の3つ。これは、手作り弁当でも一緒です。

<1>エネルギー源になる糖質を多く含む食品を選ぶ

 エネルギー源となる糖質は主食からしっかり摂ります。試合の日のおすすめは、テーブルがなくても食べやすいおにぎり。具は脂質の少ない鮭や梅干し、おかかなどがよいです。子供たちに人気の具材といえばツナマヨですが、脂質が多いため試合の日は避けます。また、いくらや生たらこのおこぎり、ねぎとろ巻きなど生もの具材も、食中毒予防のために控えましょう。

 パンを選ぶ場合は、やはり脂質の多いカレーパン、デニッシュパン、ドーナツなどは控え、あんぱんやベーグルを選びます。そのほか、バナナやカステラ、季節にもよりますが、焼きいもやふかしいも、あんまんなども糖質が多く、おすすめです。

 ちなみに、お弁当コーナーに並んでいるうどんなどの麺類は、喉越しがよく、食べやすいのですが、テーブルがないと開けたり食べたりが大変だったり、残った汁や容器を捨てる場所などに困ったりするので、事前に食べる場所の環境を知っておくとよいですね。

<2>揚げ物は控える

 コンビニエンスストアのレジ横にあるホットスナックコーナーの商品は、温かくおいしそうなので、つい手が出てしまいがち。しかし、からあげやコロッケ、アメリカンドックなどの揚げ物は、脂質が非常に多く消化に時間がかかります。胃腸の負担になり、試合中に体調を崩す恐れがあるので控えましょう。

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長谷川直子

公認スポーツ栄養士

管理栄養士、公認スポーツ栄養士。09年から新潟を拠点にJリーグのアルビレックス新潟・栄養アドバイザーとして、選手、家族向け栄養セミナーの実施、メニュー作成や調整、個別の食事相談などを担当する。そのほか、スポーツ指導者向け研修会、小中学校でのスポーツと食の講演会、新聞・雑誌の監修やラジオ出演など幅広く活躍。

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

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