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【バスケ】2年ぶりVへ桜花学園が八雲学園との強豪対決制し4強入り ズバリ嵌った作戦とは

74-48。地元で2年ぶりの優勝を目指す桜花学園(愛知)と関東女王・八雲学園(東京)の全国高校総体(インターハイ)バスケットボール女子準々決勝は、26点という思わぬ大差となった。

地元で2年ぶりの優勝を目指す桜花学園は八雲学園に圧勝した【写真:山田智子】
地元で2年ぶりの優勝を目指す桜花学園は八雲学園に圧勝した【写真:山田智子】

桜花学園は2年ぶりVへ、関東女王を大差で撃破し4強入り

 74-48。地元で2年ぶりの優勝を目指す桜花学園(愛知)と関東女王・八雲学園(東京)の全国高校総体(インターハイ)バスケットボール女子準々決勝は、26点という思わぬ大差となった。

 第1Pは一進一退のつばぜり合いが続いたが、第2Pの立ち上がりに、坂本雅(3年)のスティールからモハメド早野夏(3年)が決めて波に乗ると、平下愛佳(2年)が2本の3Pシュートを含む二桁得点を挙げて、前半を終えて36-22と八雲学園を一気に突き放す。八雲学園は吉田眞子(2年)の3Pシュートや奥山理々嘉(3年)のインサイドプレーで反撃を試みるが、最後まで劣勢を覆せず、タイムアップを迎えた。

 勝因は、日本代表候補にも選出された“超高校級”の奥山を擁し、抜群の得点力を誇る八雲学園を48点に抑えた、堅いディフェンスだった。桜花学園の井上眞一コーチは「(奥山が)ポストアップしてくる前に止める練習をした」と明かす。

 大会前に怪我をしたエース・伊森可琳(3年)に代わり、奥山封じの大役を任された、U-17日本代表にも名を連ねる平下は、「最初は『守れるかな』と思った。前半はボディチェックで(ゴール下に入ることを)けっこう止めることができた。(奥山は)右のドライブが多いので、右に寄るようにしたら、ドライブを止めることができた」と会心の笑顔を見せた。

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山田 智子

愛知県名古屋市生まれ。公益財団法人日本サッカー協会に勤務し、2011 FIFA女子ワールドカップにも帯同。その後、フリーランスのスポーツライターに転身し、東海地方を中心に、サッカー、バスケットボール、フィギュアスケートなどを題材にしたインタビュー記事の執筆を行う。

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