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ビジネスホテル朝食の健康的活用術 出張族を助ける、必ず食べるべき“3点セット”は?

出張が多いサラリーマンは、ビジネスホテルの朝食を取ることが多い。最近多いビュッフェ形式では種類が多いゆえに、ついつい自分が好きな物に偏ってしまいがち。健康面を考えると、何をどう意識すればいいのだろうか。橋本氏がアドバイスする。

朝食ビュッフェで食べるべきものは?
朝食ビュッフェで食べるべきものは?

連載「働く人の食事術」―宿泊先のビュッフェスタイルはどう活用すべき?

 忙しく働く大人世代が日常のパフォーマンスを上げる方法を“食”から考える「THE ANSWER」の連載「働く人の食事術」。Jリーグやラグビートップリーグをみてきた公認スポーツ栄養士・橋本玲子氏が日々のパフォーマンスを上げる食事術を指南する。

 出張が多いサラリーマンは、ビジネスホテルの朝食を取ることが多い。最近多いビュッフェ形式では種類が多いゆえに、ついつい自分が好きな物に偏ってしまいがち。健康面を考えると、何をどう意識すればいいのだろうか。橋本氏がアドバイスする。

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 最近ではビジネスホテルでも、朝食にビュッフェスタイルを導入しているところがとても増えています。

 ビュッフェは「必要な」栄養素を「バランス良く」「しっかり」摂れる、出張族にとっては理想的な朝食のスタイル。カラダに必要なものがひと通り並んでいるので、宿泊先を自身で選べるのであれば、朝食ビュッフェを提供するホテルがおすすめです。

 出張先では多くの場合、昼も夜も外食になり、バランスの良い食事や、本当に体が欲しているものにはなかなかありつけません。出張時の食事を振り返ってもらうと、「そういえば全然、食べていなかった」という回答が最も多いのが、「野菜、果物、ヨーグルト」。長期出張や頻繁に泊まりの出張をされる方は、これらが足りないことでジワジワと「栄養不足」のサイクルにハマり、夜、寝ているはずなのに疲れが抜けない、体が重いなどの不調が出てきます。

 ということで、朝食ビュッフェで必ず食べてほしいのが、「野菜・果物・ヨーグルト」。この3点セットで覚えておいてください。

 まずは野菜。席についたら、真っ先に取りに行きたいのが野菜ジュースや野菜のスムージーです。たっぷり食べているつもりでも、実は足りていないのが野菜。ジュースをコップ1杯飲んだ上で、野菜のおかずを食べるぐらいがちょうと良いです。野菜ジュースの青臭さが苦手な方は、フルーツジュースでも大丈夫です。

 野菜のおかずですが、特に男性はサラダバーだけで終わりにしがち。それでは、ちょっと足りないので、ひじきやきんぴらごぼう、青菜のおひたしなど、和の総菜で根菜や海藻類もいただきます。

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橋本 玲子

株式会社 Food Connection 代表取締役

管理栄養士/公認スポーツ栄養士

ラグビーワールドカップ(W杯)2019で栄養コンサルティング業務を担当。2003年ラグビーW杯日本代表、サッカーJ1横浜F・マリノス(1999年~2017年)、ラグビーリーグワン・埼玉パナソニックワイルドナイツ(2005年~現在)ほか、車いす陸上選手らトップアスリートのコンディション管理を「食と栄養面」からサポート。また、ジュニア世代と保護者に向けての食育活動も行う。アメリカ栄養士会スポーツ循環器栄養グループ(SCAN)並びに、スポーツ栄養の国際的組織PINESのメンバー。アメリカ栄養士会インターナショナルメンバー日本代表(IAAND)として、海外の栄養士との交流も多い。近著に『スポ食~世界で戦うアスリートを目ざす子どもたちに~』(ベースボールマガジン社)

URL:http://food-connection.jp/

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

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