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体育会学生が知るべき知識 “一人暮らしアスリート”の上手な外食&コンビニ活用術

一人暮らしのアスリートは普段から食生活をすべて自身で管理しなければならない。今回は、Jリーグの横浜F・マリノスやラグビートップリーグのパナソニックワイルドナイツなどの栄養サポートを手がける、公認スポーツ栄養士・橋本玲子氏にいざというときに役立つ、外食やコンビニエンスストアの活用術を聞いた。

「すべて自炊で」と力まずに…体育会学生必見、公認スポーツ栄養士に聞く賢い活用術

 一人暮らしのアスリートは普段から食生活をすべて自身で管理しなければならない。今回は、Jリーグの横浜F・マリノスやラグビートップリーグのパナソニックワイルドナイツなどの栄養サポートを手がける、公認スポーツ栄養士・橋本玲子氏にいざというときに役立つ、外食やコンビニエンスストアの活用術を聞いた。

 アスリートは体づくりやトレーニングに必要なエネルギーや栄養を3度の食事と補食(間食)でしっかり摂らなくてはなりません。しかし、一人暮らしの選手、特に学業とトレーニング、生活費のためにアルバイトも必要な学生アスリートは時間も限られ、なかなか、自炊に手間をかける余裕がないのも実情です。

 また、体育会サッカー部に所属する大学生に質問したところ、昼食は学食かコンビニエンスストアで購入する人が多く、自炊をするのは朝食と夕食。朝は「食べないで学校へ行く」という学生も目立ちます。常々、現場で感じるのは、意識の高いアスリートほど食事をしっかりコントロールしている、ということ。エネルギーや栄養不足は、体重や筋肉量、集中力、スタミナの低下、ケガの多発につながります。まずは日々の食事を充実させることはトレーニングと同様、体づくりに大切なことであるという認識を持つことが大切です。

 さて、アスリートの食事の基本は「高たんぱく、高炭水化物、低脂肪」。これにできるだけたっぷりの野菜やきのこ・海藻類、果物を摂るのが理想です。毎食、パーフェクトな献立は難しいので、例えば、昼食に野菜たっぷりのタンメンを食べたら夕飯はしっかりタンパク質源となる食事を摂るなど、1日のなかでバランスよく食べるように心がけましょう。

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橋本 玲子

株式会社 Food Connection 代表取締役

管理栄養士/公認スポーツ栄養士

ラグビーワールドカップ(W杯)2019で栄養コンサルティング業務を担当。2003年ラグビーW杯日本代表、サッカーJ1横浜F・マリノス(1999年~2017年)、ラグビーリーグワン・埼玉パナソニックワイルドナイツ(2005年~現在)ほか、車いす陸上選手らトップアスリートのコンディション管理を「食と栄養面」からサポート。また、ジュニア世代と保護者に向けての食育活動も行う。アメリカ栄養士会スポーツ循環器栄養グループ(SCAN)並びに、スポーツ栄養の国際的組織PINESのメンバー。アメリカ栄養士会インターナショナルメンバー日本代表(IAAND)として、海外の栄養士との交流も多い。近著に『スポ食~世界で戦うアスリートを目ざす子どもたちに~』(ベースボールマガジン社)

URL:http://food-connection.jp/

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

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