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部活、習い事、塾… “忙しい子供”に摂らせるべき「疲労回復ごはん」とは

スポーツ栄養士推奨の「疲労回復の効果が期待できる食品」は?

 運動後の補食で摂りたいのは、炭水化物。運動中に使われてしまった筋肉中のグリコーゲンを速やかに補給し、疲労回復につなげます。これに少しでもタンパク質やビタミン、ミネラルが加われば十分。例えば、おにぎり、バナナ、あんパン、ロールパンや食パンにジャムを挟んだものでもOK。これに100%オレンジジュースや牛乳、ミネラル成分を含有する清涼飲料水やゼリー飲料などをプラスします。

 そして、帰宅後はしっかり夕食を摂りましょう。あまりにも遅い時間だったら、ご飯を控えめにする、おかずとお味噌汁だけにするなどお腹と相談しながら調整します。おかずは疲労回復に役立つビタミンB1ストレスを和らげる成分のビタミンエース(A、C、E)を含む食材で体だけでなく頭の疲労感もケア。ざっくりでよいので、朝と昼に摂らなかったおかず(タンパク質)や野菜を中心に組み立てると、1日のバランスもよくなります。

【疲労回復の効果が期待できる食品】

○肉類 鶏胸肉、鶏ささ身、豚肉、牛肉、レバー類、卵
○魚介類 鮭、マグロ、カツオ、ブリ、いわし、桜エビ、うなぎ、たらこ、のり、わかめ
○豆類 ゴマ、納豆、豆腐、枝豆、ピーナッツ
○野菜 ほうれん草、ブロッコリー、トマト、にんじん、ピーマン、かぼちゃ、じゃがいも、にんにく、しめじ、マッシュルーム
○果物 いちご、バナナ、みかん、レモン、グレープフルーツ、キウイフルーツ

(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)

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橋本 玲子

株式会社 Food Connection 代表取締役

管理栄養士/公認スポーツ栄養士

ラグビーワールドカップ(W杯)2019で栄養コンサルティング業務を担当。2003年ラグビーW杯日本代表、サッカーJ1横浜F・マリノス(1999年~2017年)、ラグビーリーグワン・埼玉パナソニックワイルドナイツ(2005年~現在)ほか、車いす陸上選手らトップアスリートのコンディション管理を「食と栄養面」からサポート。また、ジュニア世代と保護者に向けての食育活動も行う。アメリカ栄養士会スポーツ循環器栄養グループ(SCAN)並びに、スポーツ栄養の国際的組織PINESのメンバー。アメリカ栄養士会インターナショナルメンバー日本代表(IAAND)として、海外の栄養士との交流も多い。近著に『スポ食~世界で戦うアスリートを目ざす子どもたちに~』(ベースボールマガジン社)

URL:http://food-connection.jp/

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

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