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川口能活×中村俊輔vol.2 能活が俊輔に感じた高校時代の覚悟「だから今の俊がある」

日本を代表する名手2人が「高校サッカー」で得たものとは

――選手権以外で、高校サッカーで得られたことは何でしょう?

中村「まず、中学時代は学校生活とサッカーが別々にあったので、両方の友達との関係が何だかあいまいだった。でも、高校ではチームメートが普段の学校生活でも一緒。これはすごく良かったと思う。そして、自分自身でボールにつばをつけて磨いたり、フィールドのラインを引いたりしないと練習ができない環境。クラブチームではピカピカのボールはもちろん、必要な道具や施設も常に用意されていたし、サッカーをやったらサッサと帰っていた。最初は『こんなことからやらなきゃいけないの!?』って面食らったけど、高校で道具を大事にする心を学びました」

川口「僕は勝つことが義務付けられた環境でサッカーを続けていたので、勝負にこだわることの大切や勝つことの喜びを知ったことです。いわゆる“勝ち癖”はこの時代から培われていたと思います。そして、素晴らしい仲間。チームメートとの出会いは何よりも得難いものです。ただ、6年間、厳しいなかでやってきたので、サッカーの遊び心や楽しさに触れてきた俊が少し羨ましい(笑)。クラブチームと部活、両方でプレーできる環境っていいよね」

(第3回に続く)

【第1回】川口能活×中村俊輔が初対談 「天狗」になった“あの時代”から学んだこと
【第3回】川口能活×中村俊輔vol.3 ありすぎて難航? 2人が選ぶ「互いのプレーベスト3」
【第4回】川口能活×中村俊輔vol.4 今、考える“引き際”「いらないと言われるまで現役で」

<川口能活、初著作「壁を超える」を刊行>

川口は初著作「壁を超える」をこのほど上梓した。

 42歳現役選手を支え続けるものとは何か――。順風満帆に見えて、実際は今ほど整っていない環境での海外移籍や度重なる怪我など辛い時期を幾度も乗り越えてきた。メンタルが問われるゴールキーパーという特殊なポジションで自分自身を支え続けるものは何なのか。

第1章 苦境のおしえ
第2章 人を育てるということ、組織(チーム)を率いるということ
第3章 リーダーの肖像 ――指揮官たちに教わったこと
第4章 厳しかった日々と家族の存在
第5章 「現役」であること、「引退」に思うこと

「あの時」、川口は何を思っていたのか――。
定価:本体800円+税 ISBN:978-4-04-082166-5

(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)

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長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビューや健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌などで編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(共に中野ジェームズ修一著、サンマーク出版)、『つけたいところに最速で筋肉をつける技術』(岡田隆著、サンマーク出版)、『カチコチ体が10秒でみるみるやわらかくなるストレッチ』(永井峻著、高橋書店)など。

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