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井上尚弥の父・真吾トレーナーを独占直撃 「絶対に手を上げない」指導者としての哲学

父として、トレーナーとしての理想像は塗装の修行時代の親方

――それにしても井上家のような家族関係をうらやましいと感じる人は多いと思います。どうすればそのような関係を築けるのでしょうか?

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「自分はいつも子供の味方ということですね。今でもそうですけど、自分はあいつらのことしか思っていないし、あいつらに何かトラブルがあるんだったら自分がそれをストップしなきゃいけないし。自分もやっぱり悪い仲間とかいましたけど、あいつらに飛び火したら嫌なので、しっかり切りましたし。そういうのが伝わっているんじゃないですかね」

――昔のアスリートだと親のスパルタ指導で一流になったという話をよく聞きます。でも井上家では手を上げたりされたこともあるのでしょうか。

「自分は仕事でも何でもやられて嫌なことは他人にしたくないし、自分なんかお調子者だからおだてられると、というタイプなんで、たくさんほめてあげたいし。何ていうか『力』とかは自分はあんまり好きじゃないですね」

――塗装の修行時代は厳しかったんじゃないですか?

「親方がすごくいい人で、自分は出戻りを3回やっているんですけど『お前なんてまだ若いからよぉ』って受け入れてくれたんですね。普通だったら3回も投げ出して出ていったら無理じゃないですか。だから自分はすごく親方が好きだったし、こういう親方になりたいなっていう思いがあったんですよ」

――いいお手本がいたと。

「その親方っていうのは一番きついところを一緒にやるんですよ。『おい真吾、こっち来い』って。『何だよ、遅えなぁ』とかって。だから自分は親方に追いつこうと思ってスピードも速くなった。だから自分も現場ではきついところとか汚れているところとかを若い人と一緒にやるんですよ。そうしたら若い人もやるんですよ。いい回転になるんですよね」

――なるほど。

「口だけで『お前らそこやっとけ』だとついてこないんです。それはボクシングも仕事でも一緒。だからロードワークでも一緒に走る時は走る。今はもちろん子供たちについていけないですけど、でもできる範囲でも一緒に走ると、あいつらはやっぱり『父さん頑張っているからもっと頑張らないと』って思うし、一緒に戦っている感はあるじゃないですか。そこは大事かなと思うんですよね」

(明日6日の第2回に続く)

(渋谷 淳 / Jun Shibuya)

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