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【開幕特集】「カズさんを見ていたら僕はひよっこ」 41歳小野伸二の原動力「サッカー以外、僕にはない」

2月26日に2021シーズンのJリーグが開幕する。スポーツチャンネル「DAZN」のパートナーメディアで構成される「DAZN Jリーグ推進委員会」との企画で、今年から北海道コンサドーレ札幌に復帰を果たした小野伸二選手が「THE ANSWER」のインタビューに応え、プロ24年目のシーズンについて「いろいろな意味でワクワクしている」と語った。(取材・文=THE ANSWER編集部)

プロ24年目のシーズンを迎える小野伸二【写真:2021 CONSADOLE】
プロ24年目のシーズンを迎える小野伸二【写真:2021 CONSADOLE】

J1の舞台に帰ってきた天才が語る思い

 2月26日に2021シーズンのJリーグが開幕する。スポーツチャンネル「DAZN」のパートナーメディアで構成される「DAZN Jリーグ推進委員会」との企画で、今年から北海道コンサドーレ札幌に復帰を果たした小野伸二選手が「THE ANSWER」のインタビューに応え、プロ24年目のシーズンについて「いろいろな意味でワクワクしている」と語った。(取材・文=THE ANSWER編集部)

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 2021年1月1日、FC琉球をすでに退団していた小野伸二の北海道コンサドーレ札幌への加入が発表された。「新しいチャレンジをさせてもらえる環境をコンサドーレが提供してくれた」と移籍理由を語ったが、小野の復帰にファンは何より、彼がピッチで見せる心躍るプレーを楽しみにしている。プロ生活24年目、41歳。プロ選手として競技の第一線で戦い続けることは、決して簡単なことではない。

「僕自身、周りには見えない浮き沈みはもちろんあります。でも、『サッカーが好きという気持ち』『サッカー以外、僕にはない』という、確固たるものが自分のなかにあるんです。それが、自分をいつまでもサッカーに向かわせる原動力なんじゃないかなと思います。好きなことを職業としてできるありがたみを常に感じてやっています。

 でもね……、僕なんてって感じですよ(笑)。カズ(三浦知良)さんを見ていたら、僕らなんてまだまだひよっこみたいなものですから。三浦知良さんという選手を、僕らの世代もそうですし、若い世代もそうですけど、見習ってやっていかないといけないと思います」

 さらにキャリアを重ねても、サッカー選手としての欲も変わらないという。

「試合に出ることを、まずは最初に考えないといけないことですが、試合に出るからには結果を残したいという気持ちはプロであるべき以上は持つべきものです。それがゴールであり、アシストであり、目に見えて結果として現れるものや周りが評価するものは、大事にしなきゃいけないって思います。それはもうずっと感じていますね」

 チームは1月中旬から沖縄での1次キャンプ、2月中旬からは熊本での2次キャンプを行った。「初日からみんなで気持ち良く楽しくトレーニングできていますね」と手応えを感じている様子だが、いつものように若手選手と積極的にコミュニケーションを図る小野の姿があったという。

「僕が経験したいろいろなことだとか、一つひとつのプレーの大事さについて、ピッチ上で気になったときに伝えていますね。ただ、僕が伝えていることのすべてが正しいわけではないので、個々の選手たちが必要であれば吸収すればいいですし、必要じゃなければ新しいものを別の選手から吸収すればいいと思うんです。ピッチ外では、何気ない会話から選手とたくさんコミュニケーションを取って、常にチームがいい状態でいられるように気配り・目配りをしています」

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