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走りの学びが仕事に生きる? 元五輪スプリンターが“大人のリレー研修”で教えたワケ

イベントに参加した「セルソース」社員、最後は笑顔で集合写真に納まった【写真:編集部】
イベントに参加した「セルソース」社員、最後は笑顔で集合写真に納まった【写真:編集部】

セルソース・裙本社長がリレーに込めた「チームビルディング」の狙い

 全4回にわたる指導はこの日で2回目。最終的にリレーで全員がより速い走りを求めていく。裙本社長は企画を持ちかけた意図について「リレーに期待するのはチームビルディングです」と語る。「普段、仕事で接する機会がない人同士がチームを作り、コミュニケーションを取る。走りの映像を見たり、意見を交わしたり、新しいアプローチのビルディングができる」と説明した。

 スポーツは多岐にわたるが、なかでも「走り」の価値は大きいとみている。「サッカーなどの球技ではスキルに差が出てしまいます。しかし、走りなら速さはもとより、動作の改善の比率を競うことができます。弊社は社員60人。こうして走りを通して雰囲気のいい仕事につながり、活気のある職場を作っていきたいと思っています」と語った。

 指導する伊藤氏も裙本社長に同調し、走りに「2つの狙いがある」と明かす。「まずは今回の研修を経て、普段の運動習慣につながり、週1、2回でも走ってみようという意識につながってほしいという願いがあります。ただ、健康増進を目的にワイワイと楽しくやるだけで終わらせたくない」と言い、もう一つの狙いを説いた。

「今日も皆さんに説明しましたが、走りは『ピッチ×ストライド』から成り立つという全体の構造を理解し、速くしようと試みていました。それにより、自然と『PDCA(計画→実行→評価→改善)』を回し続けることにつながっていました。具体的に言えば、アドバイスを受け→動作をしてみる→まだ良くない→フィードバックを受け→次にこうしよう、というサイクルです。

 それは団体競技ではなく個人、しかも陸上特有のものであると思います。普段、我々は年間4万人の子供たちやトップアスリートを指導していますが、それはタイムを速くしたり、自信をつけさせたりという価値。それとは異なる角度からスポーツの価値を考え、再定義しています。走りを通じて『PDCA』が身に付くことは、健康と同時にビジネスに生きると感じています」

 走りの特性を、ビジネスに生かす。そんな狙いを持った異色の“大人のリレー研修”は、まだ始まったばかり。果たして、走りを通じて得た気づきは、どう仕事に生かされていくのか。最後に、笑顔で集合写真に納まった参加者たち。心機一転、また明日からビジネスの世界に戻る。

(THE ANSWER編集部)

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