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東京と大船渡を繋ぐ水泳教室 伊藤華英さんが伝えた「泳げなくてもいい」の真意とは

子供たちの声に笑顔で耳を傾ける伊藤さん【写真:編集部】
子供たちの声に笑顔で耳を傾ける伊藤さん【写真:編集部】

伊藤さんは小学生にエール「いいプログラムにしていきましょう」

 約2時間に渡ったイベントはあっという間に終わりを迎えた。参加者を代表し、水野咲里さん(小2)は「初めてだったけど、楽しいのでまたやりたいです」と感想を発表。昨年度もプログラムに参加していた吉田壮汰君(小4)も「初めてのオンラインだったけど、前のようにいっぱい喋れてよかったです」と喜んだ。

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 最後の閉会式。東京と大船渡の距離を超え、時間をともにした伊藤さんはメッセージを送った。

「本当に大船渡には何年も行っていて、帰るような場所に感じます。いつも大船渡の皆さんは温かく迎えてくれて、みんなに会うのも楽しみです。今回は遠隔になったけど、動画で毎月見ると、意外と泳ぎからみんなの生活ぶりがわかります。練習をどれくらいしてたかな、一生懸命やろうと思ってくれていたんだなというのも泳ぎに表れています。

 水泳は練習の成果が出やすい競技です。私たちも練習を頑張っている時は、練習の成果がレースに影響していたので、普段の練習を凄く大事にしていました。なので、皆さんも普段の生活や練習をしっかりやってくれると、泳ぎにもいい成果が出るかなぁと思います。

 みんなが一生懸命泳いでくれることで、私も凄く一生懸命やりたいと思いますし、本当にこのプログラムに意味を感じていますので、一緒に作り上げていく気持ちで参加してもらえたらと思います。みんなが温かくやっているので、いつも動画を楽しみにしています。上手になっている、なっていないとかではなく、みんなが一生懸命取り組んでくれているという姿勢が一番大事だと思います」

 泳げなくてもいいから一生懸命やることを求めた伊藤さん。最後に「いいプログラムにしていきましょう」と締めくくると、大きな拍手に包まれた。締めくくりにモニターに映る伊藤さんと子供たちが並んで“集合写真”を撮影。伊藤さんは「みんな待ってるね~」とエールを送り、“再会”を約束した。

 コロナ禍で多くのスポーツ機会が失われたが、距離が離れていてもできるオンライン指導。新しい形も定着しつつある。伊藤さんも子供たちが何を学び、成長してくれるか楽しみにしているはずだ。

(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)

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