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「限界を超えれば、次の限界が見える」 宮崎大輔が高校生に授けた“明日を生きる力”

39歳にして大学に戻った理由「自分にとってキツい場所を…」

 39歳にして、挑戦を続ける宮崎の「今」にまつわる質問もあった。それは昨年4月に長年所属していた大崎電器を離れ、日体大に復学したこと。3年生から籍を置き、現在は4年生となった。異例の大学復帰の理由とは――。

「ポジションが変わったことが大きい。大崎電器ではセンターだけど、日本代表では左サイド。スートの打ち方も走り方も、運動量も違う。そうなると、実際にポジションを変更しないと学べない。大崎電器では左サイドのスペシャリストがいるので、どこか違う環境を求めた時、年も取っているし、自分にとってキツくて体力が上げられる場所を考えたら、日体大だった」

 過酷な練習を重ね、1試合あたりの攻撃回数も走行距離も上がったといい、成長を実感している。年齢は自身の半分ほどの選手ばかり。「僕が近づくと周りが避けていく」と笑いながら「重要なのはコミュニケーション。『俺は宮崎大輔だ』と思っていると孤立してしまう。50人も選手がいるので大変だけど、自分から1人1人となるべく話すようにしている」と明かした。

 技術向上のヒントから、人間としての在り方まで、高校生にとっての金言が詰まった1時間。最後に参加者を代表し、男子生徒は「宮崎選手の話を聞いて継続することの大切さを知ることができた。宮崎選手ですら、高校時代はキツイ練習、厳しい練習という努力をして今があると知った。今日知ったことを大切にして練習に励みたい」と挨拶した。

 これを受け、宮崎も「明日へのエール」として高校生にメッセージを贈り、「僕が好きな言葉」を2つ挙げた。

 1つ目は「限界を超えれば、次の限界が見えてくる。限界に限界はない」という言葉だ。「みんな、目標を持っていると思う。例えば、全国優勝。でも、それは365日の目標で期間が長い分、忘れてしまいがちになる。だから、1日1日を大切にして毎日の目標を決めることが大事。『今日はこのシュートを決められるように』とか小さなことでも日々の目標を大切にしてほしい」と説いた。

 2つ目は「向き不向きより前向き」という言葉。「自分で合ってるか合ってないかを決めるのではなく、まずはやってみることが大切。言われたことを『めんどくさいな』と思いながらやっていると、自分で限界を作ってしまって伸びない。不向きかもしれないけど、前向きにやることが成長になる。自分で進んでやるからこそ、覚えて体で感じて自分のものになるから」と訴えかけた。

 最後は「今回はコロナの影響で大変なことになっていると思うけど、みんなで助け合っていきましょう」と締めくくった。本来はインターハイが開催されるはずだった8月。宮崎のエールに背中を押され、高校生たちは新たな明日に踏み出す。

■オンラインエール授業 「インハイ.tv」と全国高体連がインターハイ全30競技の部活生に向けた「明日へのエールプロジェクト」の一環。アスリート、指導者らが高校生の「いまとこれから」をオンラインで話し合う。今後は競泳・金藤理絵らも登場する。授業は「インハイ.tv」で配信され、誰でも視聴できる。

(THE ANSWER編集部・神原 英彰 / Hideaki Kanbara)

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