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「限界を超えれば、次の限界が見える」 宮崎大輔が高校生に授けた“明日を生きる力”

成長は発想次第、「ヒントは違う競技にある」の真意

 続いて授業のメインとして行われたのは、質疑応答のコーナーだった。

「右利きが右サイドから上手くシュートを打つ方法」「ディフェンスからの速攻で意識すべきこと」「ジャンプ力を上げるために必要なトレーニング」など技術の質問に続き、メンタルにまつわる質問も飛んだ。

「試合中の判断が苦手。今のはパスにしておけば、シュートにしておけば……と(後悔が)良くないと分かっていても思ってしまう。ミスした時にはどういう行動を取ったらいいですか?」

 こんな悩みに対し、宮崎は「練習でやったことしか試合でできない。判断力については練習でミスをして、ミスの原因を学んでおいた方がいい」とアドバイスを送った上で、自身がスペインに挑戦した際のエピソードを明かした。ある試合の1回目でシュートを判断してミスをしてしまい、2回目は今度はパスでミス、3回目は再びシュートを判断したら、これもミスをしてしまった。

 直後に「もうコートから出ろ」と言われ、この試合はもう使われなかった。すると、試合後に監督からこんなことを言われた。「今までの練習通りにしろ。それを信じて使っているんだ。1回ミスしようが、2回ミスしようが、3回ミスしようが、自分のプレーをしてくれ。そうしないとお前を使えない」。この体験をもとに練習で培った自信を試合につなげる大切さを説いた。

 また、生徒とともに参加した指導者からは「うちのチームはほぼ初心者。まずは楽しくハンドボールに取り組んでほしいと思っているけど、初心者に教えるにはどんな意識を持てばいいですか?」との質問も挙がった。

 全国で教室を行っている宮崎は「ちょっとした練習も2組の勝負にしたりして、みんなで競い合えるような方式にすること」「できないことを注意するより、できるようになったところを褒めるようにすること」などの基本をレクチャー。その上で、飽きさせずに上達させるコツとして「僕自身は違う競技をやったことがありました」と体験談を明かした。

 フットワークを強化するためにレスリング、守備の恐怖心を拭うために相撲など、異なる競技から知識が得るとともに、日々の練習に刺激を与えた。自身のジャンプ力を伸ばした秘訣は「バレーボール選手はなんであんなに高く跳べるんだろう?」と思い、反動のつけ方、空中の姿勢を研究したことだといい、「ヒントは違う競技にある」と発想ひとつで成長につながると説いた。

 トップ選手ならではの思考を聞き、オンライン画面に映った高校生も指導者も一様に目から鱗が落ちた様子だった。

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