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【ボクシング】パウンドフォーパウンド(PFP)とは 最新ランキングを紹介

※2024年2月3日更新。ボクシングのパウンド・フォー・パウンド(PFP)について解説。由来は伝説の選手にあり? パウンド・フォー・パウンド歴代最強ボクサーたちを紹介。さらに、リング誌最新PFPランキングを掲載。”モンスター”井上尚弥は何位?

パウンド・フォー・パウンド(PFP)とは

 パウンド・フォー・パウンド(PFP)とは、ボクシングや総合格闘技、キックボクシングなどの格闘技において全階級で体重差のハンデがない場合、誰が最強であるかを指す称号。権威ある米専門誌「ザ・リング」の初代編集長ナット・フライシャーによって、1950年代初期に造られた用語である。Pound for pound=PFPまたP4Pと略される。

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 井上尚弥が日本人として初めて1位となり、話題を集めたPFP。ここでは、PFPの由来と歴史、さらに、リング誌と米スポーツ専門局「ESPN」の最新PFPランキングを掲載する。※2023年12月9日更新。


なぜパウンド・フォー・パウンド(PFP)は誕生した?


【動画】世界バンタム級4団体統一を果たした井上尚弥のKO集


 ボクシングの階級はミニマム級~ヘビー級まで全17階級が設定されている。一般的に軽量級ではスピードに優れ、体重が重くなるにつれてパワーが増していく。技量が同程度であれば、体重が重い方が勝つ可能性が高いというのが通説となっている。

 最重量級のヘビー級のチャンピオンが最強ということになるが、ではもし体重差がないと仮定し、全階級のボクサーが同じ条件で戦った場合誰が一番強いのかを示す指標がパウンド・フォー・パウンドである。現在では、多くのメディアが独自のパウンド・フォー・パウンドランキングを発表している。

 元々、PFPという言葉は1940年代~50年代にかけて活躍したボクシングの中量級の名王者シュガー・レイ・ロビンソン(米国)の強さを称える愛称として生み出されたとされる。ロビンソンは現代においても、多くの識者から「オールタイム・パウンド・フォー・パウンド」=史上最高のボクサーと認められている。

 階級について詳しくは以下の記事で解説している。



どのメディアのパウンド・フォー・パウンド(PFP)が有名?

パウンド・フォー・パウンドの本家は1922年創刊の「ザ・リング」。また米スポーツ専門局「ESPN」のPFPは記者による投票制で、選考過程に透明性があることでも知られている。他にも全米ボクシング記者協会(BWAA)や、トランスナショナル・ボクシング・ランキング委員会(TBRB)などが影響力を持っているようだ。ここでは、リング誌とESPNの最新PFPランキングを紹介する。

リング誌パウンド・フォー・パウンド(PFP)最新ランキング


【動画】米興行大手・トップランクの井上尚弥特集



1位 テレンス・クロフォード(米国)
2位 井上尚弥(日本)
3位 オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)
4位 サウル・アルバレス(メキシコ)
5位 アルツール・ベテルビエフ(ロシア)
6位 ドミトリー・ビボル(ロシア)
7位 デビン・ヘイニー(米国)
8位 エロール・スペンスJr.(米国)
9位 ガーボンタ・デービス(米国)
10位 テオフィモ・ロペス(米国)

※2024年2月3日更新。



ESPNパウンド・フォー・パウンド(PFP)最新ランキング

1位 テレンス・クロフォード(米国)
2位 井上尚弥(日本)
3位 オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)
4位 ドミトリー・ビボル(ロシア)
5位 サウル・アルバレス(メキシコ)
6位 デビン・ヘイニー(米国)
7位 アルツール・ベテルビエフ(ロシア)
8位 ガーボンタ・デービス(米国)
9位 シャクール・スティーブンソン(米国)
10位 タイソン・フューリー(英国)

※2023年12月28日更新。


(THE ANSWER編集部)

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